一定期間更新がないため広告を表示しています
- 2020.10.17 Saturday
- -
- -
- -
- -
- -
- by スポンサードリンク
本日は、心匠セラピスト養成講座修了生のオプショナル講座である「心匠コーチ養成講座」2期3回目の授業。
今回のテーマは「タスク管理」。
私達の人生には、いつも「やること」が存在しています。
人がこのことと効果的に関われるかどうかは、人生の質にとても関係しているでしょうし、プロジェクトの進行、業務遂行能力、経営、ひいては家族関係や恋愛などにも影響するのではないかと思わされます。
改めて、このことについて、授業の様子だけでなく、少しここに書き残しておこうと思います。
先にも書きましたが、どんなビジネス上のプロジェクトにも、必ず日々のタスク(やるべきこと)が存在しますし、それだけではなく、どのようなプライベートな項目も、やはりタスクの連続です。
人生はやってやってやるしかなく、やらないという時間は、やはり代わりとなる何かをやっているということになります。
つまり、私達の人生はタスクに埋め尽くされている。
しかし、多くの場合、このタスクと効果的に関われてはいないのが、私達の実際のようです。
人から見れば憧れるような実績を残している誰かであっても、当の本人からすれば、タスクの山に埋もれ、望むようにスケジュールを進捗させられることはできていないことが多いのも、そういった方々への援助やインタビューを通じて、見聞きしています。
そしてここで是非ともお伝えしておきたいことは、この“実際”の方なのです。
私の知る限り、ほとんどの人は、タスク管理がうまくできているわけではない。
なのに、何か実績を残している人は、タスク管理がうまいように、私達は勘違いをしてしまっているのかもしれません。
ここでお伝えしたいのは、それは幻想だということ。
大きくは2つの幻想が存在しているように思いますので、それについて書かせていただきます。
そして何かがちゃんと達成するためには、プロジェクトが効果的な計画性を持って運用され、「plan⇒do⇒see」がその都度効果的に行われ、気分良くタスクをこなせていると思ってしまっている。
でもそれは本当なのでしょうか。
私も、自分の仕事の規模が進捗してきたことはわかりますし、収入も上がりました。
この仕事をし始めた初期には出会えないような人と関係を持てるようにもなり、頼っていただける人の質も上がってきました。
しかし、タスク管理がうまくなったと思えたことは、基本的にありません。
ただ、成長したと思えることはあります。
それはやりはじめの頃とは、こういった文章を打つスピードが違いますし、講座講師では基本的にレジュメなどなしで何時間でもやりきれる知識ボリュームを持つようになりました。
つまり、タスク管理は一向にうまくならないが、専門性の向上と、それにともなう特定分野でのスピードが上がっているだけで、計画性が上がったわけではありません。
ノーベル賞を受賞した科学者や世界経済のトップにいる人達を調べても、そこには注意欠如多動性障害(ADHD)の人が、それなりの比率で散見されますし、そういった人たちが計画性とタスク管理に長けているとは、やはり考えられません。
なのに、どうして多くのことがこなせているのでしょうか。
次に「ちゃんと計画したら、それにモチベーションがついてきて、できるようになると思われている点」についてです。
実はこれはとても多くの援助をしてきた立場として言わせてもらえば、人はちゃんと計画したものを本当にやりたがりません。
これは心理的に言えば、「支配への抵抗」であり、決めたからこそ、心理的抵抗が強まり、やりたくなくなってしまうのです。
私は、「人は誰もがその中心に善を持っている」という性善説よりも、「誰であっても怠慢や逃避、快楽などに流れやすい性質からは逃れられない」とする性悪説の方が実際的だと思っていますし、私自身もそう自認しています。
これについては、随分前にこのブログで一度書いておりますので、久しぶりに見直してみました。
ご紹介しておきます。
⇒ 性悪説こそ真実?
ならば、どうやってこの心理構造に逆行するような、本当はやったら良いのにやれない重要なタスクを進めて行けば良いのでしょうか。
計画性が幻想だなんて、ひどい表現だと、自分でも思います。
その答えは、シンプルに言えば、「計画性=タスクの実行率」という式で論理を繋がないことだと思います。
人の行動原理は、内発的な動機よりも、圧倒的に他者からの強要や、仕方がなくやらないといけないこと(拘束)の方にあるのが実際ですし、単になんか始めてしまったという“理由のないきっかけ”だったりします。
「 内発的動機 < 拘束+きっかけ 」
なのです。
それが実際なのであれば、それを現実的に人生やプロジェクトへ取り入れることはできないのでしょうか。
世に言う成功者や、複数プロジェクトをまたにかけて運用している天才(と呼ばれる人たち)などは、それを自然にやっていると思いますし、そこが今回の授業で行ったところでもあります。
これについては、次のYouTubeライブで、その入口部分をお伝えしようと思ってますので、下部の「こころのミカタ」チャンネルを是非チャンネル登録しておいてください。
次回YouTubeライブは、10月23日(金)21:30〜22:30の予定です。
各内容の詳細は、写真のリンク先からご覧ください。
10月25日からは日曜日の月2回・半年コース(17期)が開催されます。(申込み受付中)
私の無料コラム・心理と人間関係の無料メルマガ・最新イベント情報は、こちらへご登録ください。
現在、コロナ特別支援の動画3本を登録者に視聴プレゼントしています。
YouTubeの動画コンテンツは、こちらからご覧ください。
前回に引き続き、心匠セラピスト養成講座授業についての紹介となりますが、その中に、私が思う「親からの自立とは」について、少し書かせていただこうと思います。
「そんなわけないだろう…と思ってました」
今日いただいた率直なお言葉。
『「この講座はセラピストになるための講座だけど、自分の人生が変わりました。」
みんながそう言うんです。
そんなみんながみんな変わる?
そんなわけないだろう。
疑うわけでもないけど、信じられるわけでもない。
でも今日、それが自分にも実感できました。
私なりの生き方が、こうやって見えてくるものなんですね。』
人の人生は大抵、親からの庇護を受け、自立していく。この時、親も同時に子離れをせまられる。
自立後、親と子は、別々の意志を持つ大人同士の人間関係となり、互いが情報提供はしつつも、選択は本人に委ねられるようになる。
といっても、そういう精神的な発達は必ずしもセオリー通りにいくものでもない。
発達系の心理学者はそこに愛着障害的なこだわりを親子間に見定める。
事実、それは障害として人生の壁になっているのか、それとも単にそれぞれが執着してるに過ぎないのか。
私はその真実を語れる立場ではない。
ただ、“自立”という言葉には、その言葉通りに生きても良いという意味が込められてるようにも思う。
自立とは、自らの意志に従って前に進むことであり、それは間違いなく依存でもなければ、服従などでないことは当然なのではないだろうか。
ならば、子は大人になるに従い、良い意味で親の期待を裏切り始める必要がある。
「この子は思うようにもならないが、それはそれでうまくやってもいくようだ。私の示した道だけで幸せになるわけではないのかもしれない」
そういう気づきが親側にとっても子への手を離させてもらえる。
一昔前には、親の関係を完了するという話をよく聞いた。
あの頃はその意味が今一つわからなかったが、今は自立した大人同士の関係に昇華することを言っていたのではないかと思える。
そこには互いの生きる、自分らしい道の発見というボーナスが待つ。
これを実感するワークをセラピスト養成講座にも取り入れている理由は、それを自ら感じずして、援助の方向性は掴み切れないから。
私自身、まだまだそこを掴めているわけでもない以上、自戒を込めてこのことを大切にしていきたいと思う。
勇気を持って自身と向き合ってくださった受講生の皆様、本当にありがとうございました。
心匠セラピスト養成講座の詳細はこちらの写真からリンク先をご覧ください。
8月からは水曜日の月1回・1年コース(16期)、10月25日からは日曜日の月2回・半年コース(17期)も開催されます。(申込み受付中)
私の無料コラム・心理と人間関係の無料メルマガ・最新イベント情報は、こちらへご登録ください。
現在、コロナ特別支援の動画3本を登録者に視聴プレゼントしています。
YouTubeの動画コンテンツは、こちらからご覧ください。
JUGEMテーマ:メンタルケア
現在開講中の短期解決技能に長けた心理療法家養成とそれに見合う心理知識の習得をテーマとした「心匠セラピスト養成講座」の15期(平日コース)と14期(日曜コース)も後半に差し掛かってきました。
今回はその受講生達の声も交えて、授業をご紹介させていただきます。
「家族とのことで抱えてきたしんどさが、この日以来、すごく楽になったのが本当に不思議でした」
これはトラウマケアの体験付授業の後で聞いた受講生の感想。
この講座は、前半に心理療法の技能講習的な要素が続き、後半にはトラウマケア、自分のパーソナリティ分析などが入ってくる。
といっても、私はあくまで短期療法家であり、そういったゆっくりを自己を見つめ直すような方法が、私にとって心理援助の中心ではない。
短期療法では、その人の行動やコミュニケーション、環境や考え方などに変化を加えることで、短い期間で現状を変えていくことを大事にしているのだから。
しかしあえてそこを見つめるカリキュラムを加えている理由は、短期療法をやるにも、ブレのない心理的な軸のようなものは問われていると思うから。
この講座を受けた受講生の多くが、
「技能講習だと思って通い始めたけど、自分のことを理解するようになった」
とか、
「自分のこれからの生き方が見えてきた」
という言葉を口にされる。
かといって、「人はこう生きるべきだ」と私が語ることは基本的にない。
一部体験的な学習としてワークをしてもらうことはあるが、その殆どは「何が人の悩みを解決し、人生を豊かにするのか」を知識としてレクチャーし、それを人に実践する方法を伝えているだけ。
そもそも最近の受講いただく動機には、セラピストとして生計を立てていきたいという以外のものも多く、心の世界に強い興味があったからというだけのこともある。
それがどちらだとしても、知識や技能だけではなく、自分の人生が実際に変わってくるというのは予想外だったりするのかもしれない。
1期を開講したのは2013年。
15期(平日コース)の皆様
こちらは14期(日曜コース)
オンライン同時中継での開催もあります
オンラインでも積極的なご参加をいただきました
既に7年が経ち、次の開講では、16期(平日コース)と17期(日曜コース)となり、これまでの受講生は53名。
現在受講いただいる方は、心理学初学者から既に現場を持っているカウンセラー、個人開業されているサロンオーナー、コンサルタント、心理学講師、OL、発達障害支援団体を主催されている方や整理収納アドバイザーさんまで、広い職種からご参加いただいております。
個人規模での開催にしては、よくぞこれだけ通っていただいることに感謝にたえません。
今後とも、受講生それぞれの人生に有益な講座として継続していけるよう、努めてまいります。
心匠セラピスト養成講座の詳細は、こちらの写真からリンク先をご覧ください。
8月からは水曜日の月1回コース(16期)、10月からは日曜日の月2回コース(17期)も開催されます。(申込み受付中)
日曜コースは10月辺りの次期を予定中です。
私の無料コラム・心理と人間関係の無料メルマガ・最新イベント情報は、こちらへご登録ください。
現在、コロナ特別支援の動画3本を登録者に視聴プレゼントしています。
YouTubeの動画コンテンツは、こちらからご覧ください。
私は短期療法(ブリーフセラピー)の心理カウンセラーとして、様々なお悩みの短期解決を促してきました。
もちろん、全てにおいて短期解決を促せたわけではないですが、短期に悩みを解決できた事例には、ある程度の共通項があると思っています。
今回の記事では、過去の心理カウンセリングの事例を紹介しつつ、悩みの短期解決ができていくときの共通項について、書かせていただこうと思います。
終わりには、現在進行中の「心匠セラピスト養成講座」授業についてものご紹介もさせていただきます。
私自身の最近の動向として、精神科ドクターとの勉強会なども増え、触れる事例の数が更に拡大してきています。
心理カウンセリングには、心の症状を伴うものと、単に悩みに向き合うものの両方が存在しますが、本来問題解決に当たって、この両者を分ける必要はありません。
悩みに希望を見出していくために必要なことは、どのような悩みでも、どんな症状を持っていても、ただ一つだからです。
それを一言で言うなら、「”人”も”自分”も”悩み”も、変えようとしないこと」に尽きます。
変えないというのは、ちょっと違和感のある言葉かもしれません。
その理由もよくわかります。
なぜなら、現状に問題があって、変えたいと思うのは当然だからです。
しかし、どれだけ現状を変えたいと思っていても、多くの人にとって、実際に自分が変わってしまうことには、抵抗があります。
それが何故なのかを、ここで語るには長くなりすぎるでしょう。
ただし、シンプルに言えることもあります。
その一つは、
「意志としては変わりたいと思っていても、それまでの精神的習慣がそれを拒んでくる」
ということ。
そしてもう一つは、誰であっても
「変わることに抵抗はあっても、幸せにはなりたい」
ということです。
ダイエットの為に、生活を変えたくはないけども、痩せたいということはあるかもしれません。
自分が変わりたくはないが、相手には優しくなってほしいと思うこともあるかもしれません。
一生懸命学んで真面目に働きたくはないが、お金は増やしたいかもしれません。
ここで言いたいことは、それが悪いという話では決してなく、逆に、人はそういうものだということです。
このことを、私自身、カウンセラーとして、
「そのままでかまわない」
と思っています。
これを、私が専門とするカウンセリング理論である「ブリーフセラピー」では、
「短期解決の前提は、人格的成長を求めないこと」
と表現しています。
逆に、人格的な欠損と問題が続いてしまうことには、あまり因果関係を認めていないのです。
今回はその説明となりそうな、過去事例の一つをご紹介させていただきます。
以前、自分が上司として、あまりに仲の悪い部下同士をどうしたら良いのかという事例に対応させていただきました。
この話に、部下の人格的成長を求めるなら、それぞれの心理を、お互いがよく理解し、打ち解けることが必要とされるのかもしれません。
上司自身も、それぞれには言い分があるのだと、互いのよき理解として、絶妙な仲裁ができることを求められるかもしれません。
この場合は、上司の人格的成長を求めるということになります。
しかし、実際にそういったアイデアが、思うほどうまくいくものではないのは、多くの人が知るところです。
うまくいかない二人を、うまくいかせる潤滑液のような対応は、なかなかに難しいものです。
この事例で私がカウンセラーとして提案したのは、「まだ悩みが小さい間は、うまく二人の間に入れないのでは?」というもの。
また、
「あなたの微妙なお二人への関わり方は、二人の関係を悪化させることには成功してるわけですね?」
と投げかけてみました。
事実、このアドバイスが功を奏し、人事異動を伴う形で、この話は決着していきます。
理想的な解決だったのかどうかは、私にもわかりません。
というよりも、理想を追いかけすぎるからこそ、解決しないで悪循環にはまりこむ事例が、かなり多いのです。
何でも難癖をつけてしまう理想の高いAさんと、どうしてそこを間違うかと疑問がわくほどのミスをしてしまうBさんは、水と油だった。
しかし、一人ずつを見ると、それぞれに良いところがあり、ちゃんと仕事としても成立しています。
できるならこの二人は一緒にすべきではない『混ぜるな危険だ』と多くの人が認識しつつも、それを簡単に人事異動などできる話ではない。
しかもこの二人の間に入ると、Aさんに上司が怒られ、Bさんにはたくさんの言い訳を聞かないといけなくなる。
これでは上司の仕事のパフォーマンスも落ちてしまいます。
だから自分もあまり深くは関わりたくはない。
このことは、逆に人間として、無理もない発言だと思いました。
それを聞いて、私が言ったのは、
「安心してください。貴方がほっといても、ちゃんと問題は大きくなってきて、人事が介入しないといけなくなってきます。その前に人事側へ根回しを怠らないようにしてください(笑)」
というもの。
一瞬、
「え!?」
となりましたが、その後、本人も笑いながらこのアドバイスを受け入れ、結局はほどなくして、二人の職場は分かれることとなるのです。
「そうですね。たしかに、どうにもならないものを、どうにかしようとしていたのかもしれません」
それが本人から出た言葉。
この後、上司がこのアドバイスで実際にやったことは、人事側へ「この二人が一緒にいるのは生産性を落とす」と正直に伝えにいったこと。
二人の間に入ることには抵抗があったが、自分が人事へ伝えにいくことはできたという話です。
「上司ならば、それではダメです。ちゃんと二人と向き合って、機能させていくことを求められているはずです」
心理カウンセラーが言うべきは、そんな道義的なことなのか。
その答えは簡単です。
それでは、この上司の心理自体を受け入れていない、強引なアドバイスになるだけでしょう。
この話で、私が伝えたいことは、誰もが自分の悩みを解決するときに、
「できないことをできるようにしないと問題は解決しない」
という論理にはまりやすい傾向があるということ。
実際に、そんなことは決してありません。
できることの中で、まだやっていないことは、たくさんあるのです。
喧嘩をする二人から目をそらし、自分が責任逃れをしているような上司の対処は、一見すると人格的に問題だと思われるかもしれません。
しかし、そんな中にうまく入っていける人の方が多いとは、私は思いません。
そういったことができるようになるには、誰でも長い時間がかかるのです。
人格的成長を諦めろという意味では決してなく、成長を長い目でちゃんと考えるからこそ、今すぐにでもできる対処もちゃんと考えていくということ。
「今回のことは、私に人というものを学ばせる良い機会になりました。これから人間心理などのことを、深く学んでみたいと思います。」
というのが、相談最後の言葉だったのは、やはり長い目で見た成長にも、意識が持てたということなのだと思います。
私が主催する心匠セラピスト養成講座は、心の構造を深く学び、理解していきます。
心の実際に見合うからこそ、短期解決を促せるだけでなく、深く心の対話が可能になります。
受講する人は、カウンセリングを仕事として考えている人はもちろん、仕事の経営者やマネージャー職の方、占い師や心理系の講師を目指す人、美容関係の人やコーチングのプロなどなど、本当に様々です。
※言葉や音に集中しているので、眠ってはいません(笑
※心匠セラピスト養成講座でのカウンセリング実習。短期解決を促す為のアドバイスを適宜入れていきます。
こちらは、現在進行している2つの期(日曜コースと平日コース)を受講くださっている方々。
※希望される方には、オンライン参加が可能
心匠セラピスト養成講座の詳細はこちら
8月からは、水曜日の月1回コースも開催されます。(申込み受付中)
日曜コースは10月辺りの次期を予定中です。
私の無料コラム・心理と人間関係の無料メルマガ・最新イベント情報は、こちらへご登録ください。
現在、コロナ特別支援の動画3本を登録者に視聴プレゼントしています。
YouTubeの動画コンテンツは、こちらからご覧ください。
2013年の冬、当時継続的に引き受けていた心理学講座の受講者様達から言われた。
「お願いがあるんです。どうやったら目標を実現できるのか、講座でやってほしいんです。」
当時、まったく知名度のないNPOの理事長をやらせていただいていたことなどが、私を成功者と思わせていたのか、まるで私が何か大きなことを実現しているかのようなお願いだった。
しかし、少なからずそれを目指すコーチング契約などを引き受けていたこともあり、その大原則のようなものを口述してみようと、内容を考えた。
とある成功法則によれば、望む結果を導き出す為に必要なことは3つだけだという。
1.何を望んでいるのかを詳細に理解している。
(ゴールが見え、その臨場感がある)
2.それを実現するだけの資源(特にその心理的感覚)を持っている。(マインドセット)
3.あとは実現するまで、その都度違うやり方を試し続ける。
これが頭に浮かんでいたので、ならば「全3回で引き受けます」と言ってみた。
15名ほどの規模だったが、一先ず満席でスタート。
その名を「セルフチェンジプログラム」と名付けてみた。
これまでの人生とは違う何かを実現する為のプログラム。
やってみたところ、思った以上の反響と、受講者それぞれの人生に、少なからず変化が始まったことがわかった。
ある人は精神疾患で休職していたが、退職して転職を決めた。
ある人は資格を取りにアメリカに渡った。
ある人は離婚して新しい人生が始まった。
変化は単に変化であり、それが良いか悪いかを安直に判断はできない。
しかし、
「当人が目指す人生の為には避けられないことを、勇気を持ってチャレンジする」
そんなことを促している気がした。
このプログラムは、一旦そのままお蔵入りしたが、開業後に2つめの要素(心理教育)を大きく拡大してリニューアルして実施。
これが後に、今の「心を学ぶ講座 心理編〜自己の旅〜」として心理知識面を強化して更にリニューアルされる。
親の期待に応えることをやめ、自分らしく生きると開業された人。
何でも手をつけるわりに何も大成しないと中途半端な自分を卑下することをやめ、そのまま起業し、新しい人生を開いた人。
文章講座を始めて人気を博している人。
何かを始めた人だけではなく、やめることをで新しい踏み出しに入った人もいる。
続けているうちにコロナ禍が来た。
講座とカウンセリングが主体の私は、事業の強引なオンライン化を迫られることになった。
オンラインは対面とは少し臨場感が違う。
対話も同じようにはできない。
目の前に居ればできる複雑でまどろっこしい説明も、端的に集約されないと、うまく伝わらない。
「ならば同じ講座をオンラインに適した形に作り変えよう」
流れる精神は変わらない。
届け方はいつも、“今”に合う方法で。
そんな想いと流れが生んだオンライン講座。
全3回。
ご興味のある方は、詳細をご覧下さい。
私の無料コラム・心理と人間関係の無料メルマガ・最新イベント情報は、こちらへご登録ください。
現在、コロナ特別支援の動画3本を登録者に視聴プレゼントしています。
YouTubeの動画コンテンツは、こちらからご覧ください。
「生活は独りで仕事もテレワーク、孤独に押しつぶされそうです」
ステイホームを全世界的に掲げたコロナ禍は、まだまだ人との交流を大胆には促せない。
生活の中で、自分が何をしてもそれを見てくれる人が居るわけでもない場合など、寂しさや虚しさが募ることもある。
良くも悪くも、人は人と共に命を繋ぐ存在。
そんな苦しいにどう応えていくのかが、心理カウンセラーとしても求められること。
昨日はオンライン期間限定特別講座「心の免疫力」最終回。
そもそもストレスとは何なのか。
私たちが考えがちなストレスという考え方に、誤解はなかったのか。
そういうところから始まる前半のレクチャータイムと、対話形式でレクチャータイムへの質問や、ご自身の現在抱える状況に対してアドバイスしていく後半の二部構成。
特に後半では、最初に書いたような悩みにも、実際にこれからご自身で何をしていけば良いのかなどをアドバイスすることもある。
大切なことは、今どういう心境なのかということ以上に、どういう状況がそういう心境にしてしまっているのかということ。
人は、肉体を持った生物学的な存在であると同時に、心を持った心理学的・人間関係に囲まれた社会学的な存在でもある。
これをBio(バイオ:生物)、Psycho(サイコ:心理)、Social(ソーシャル:社会)の頭文字をとった人間の見つめ方としてBPSモデルと呼ぶ。
心理的な苦しみも、生物的な健康要素や、社会的な人との繋がりを調整できれば、緩ませることもできる。
私と相談者との対話を見ていたカウンセラーの方からは、終了後のアンケートに「問題の解決方法が具体的によくわかりました」と言ってくれた方もいった。
しかも、その解決のヒントは心がそもそも持っている免疫力を、うまく使っていくことで促進される。
「夫婦のパートナーシップを見直していきます」
それが最終的に相談者が言ってくれたこと。
自分の中に起きてくる孤独感は、意外にも近くの人との関わり方が関係していたという気付きがあったらしい。
多くの場合、人の相談をきくときには、その相談者の言葉だけに頼ってしまいがち。
どんな周辺状況がその言葉を言わせているのかに注目することは、実際的な解決を図る上で、とても大切なことだ。
夫婦がどんな関わりをしているのか。
独りで過ごしているときにはどうしているのか。
買い物くらいはいけるのか、もっと厳しい孤独を強いられているのか。
昔からの知人と連絡をとることはできるのか、そうではないのか。
それによって追い込まれている心理状況が、より具体的に浮かび上がるだけでなく、何をしていけば実際的な変化を促せるのかがわかる。
先ずはその苦しみに対して、決して批判せず、そんな状況があるならば苦しくて当然だと、理解を示すこと。
その上で、
古い友人たちと連絡をとってみること。
パートナーシップをこれまでと違う形で取り組んでみること。
一人でできることも大切にしてみること。
その一つ一つが、少しずつ効果を出すと理解できてきたとき、これまでとは違う光を、心が感じ始める。
イベントとしてセラピーライブとは違うけれども、こういう対話をオンラインでも見ていただけたのは、意味があったのかもしれないと思う。
コロナ禍を意識した期間限定の特別オンライン講座「心の仕組み」は今回で最終回。
全6回の殆どを満席で開催することができ、総勢55名ものご参加をいただきました。
時代のご関心を強く感じさせていただくと共に、こういったオンライン講座の価値も改めて痛感致しました。
また今後の展開に生かしていこうと思います。
ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。
心の免疫力講座は今回で最後となりましたが、より深く、人間心理とは何かを知ることのできるオンライン講座を用意させていただきました。
詳細は画像からクリックしてお確かめください。
私の無料コラム・心理と人間関係の無料メルマガ・最新イベント情報は、こちらへご登録ください。
現在、コロナ特別支援の動画3本を登録者に視聴プレゼントしています。
YouTubeの動画コンテンツは、こちらからご覧ください。
「心理カウンセリングっていうのは、治療じゃなくて心のマッサージでしょ?」
あるご夫人のカウンセリングを引き受けていた矢先、その方のご主人が「医師でもないのに、治療にならないでしょ」と乗り込んで来られたことがある。
「心理カウンセリングは、何が辛いのかを聴くだけでしょうから、それでは何も変わらないはずです。」
きっぱりと言い切られたご主人。
実は私もそう思っている。
というのは、業界批判的になってしまうかもしれないが、多くのカウンセリングがそういう実態なんじゃないかと思っているからだ。
ご意見への明らかな同意と、だからこそ実際上の効果を出していく為に、心理カウンセリングが本来何をしていかないといけないのかについての対話が続く。
結果、ご主人はご夫人の心理治療の賛同者となり、家庭の中にも治療チームが生まれることになった。
何を根拠にどういうアプローチをして、解決させていくのか。
それをハッキリと言いきれるカウンセリングでないと、意味がないと思う。
心匠セラピスト養成講座アドバンスコース5期が開講し、今回はその初回授業。
ベーシックコースを受講された人だけが対象者の限定コース。
このコースはとにかく実践してもらいながら、相談援助者としての資質を高めてもらう。
やってもらいながら、「そこをちょっとこういう言い方にしてもらっても良いですか?」とか「今カウンセラーとして思っていること教えてもらえます?」というようなやりとりをし、即座に相談者から違う反応が返ってくる対話法があることを体感していってもらう。
相談者役も、自分の変化を体感できるから、一挙両得。
実のところ、心理カウンセリングのトレーニングは、聴き方についてのものが多く、語りかけ方は少ない。
しかし、実際に問題を短期間で解決したかったら、語りかけ方に強くならなければいけないのは当然。
しかもそのヒントは、常にカウンセラー側が思っていることの中にある。
ある意味、援助者側が思ったことを、効果的に口にできるかどうかが、悩みに短期解決を起こす秘訣なのだろう。
とにかくここでは、それの実践実践実践。
概念の学びは使えてこそ意味がある。
ここからの1年間、共にカウンセリングの道を探求できる同志が入ってきてくれたことを、ありがたく思います。
心匠セラピスト養成講座の詳細はこちら
私の無料コラム・心理と人間関係の無料メルマガ・最新イベント情報は、こちらへご登録ください。
現在、コロナ特別支援の動画3本を登録者に視聴プレゼントしています。
YouTubeの動画コンテンツは、こちらからご覧ください。
本日(2020年5月31日)は特別オンライン講座「心の免疫力」を開催させていただきました。
その中で、気持ちを感じすぎる人や、人の悩みを聞く仕事で、それを家にまで持ち帰ってしまうような人は、心理カウンセラーや援助職に向いていないのかという話が出たので、今回はそのことについて、取り上げさせていただきます。
「人の気持ちを感じすぎる人はカウンセラーに向いてないのでしょうか」
期間限定で行っている特別オンライン講座「心の免疫力」で、参加者から出た質問の一つ。
それが向いてる性質なのかどうか、実際にはわからない。
ただ、あまり人の気持ちを感じない人がカウンセラーになっていたとしたら、相談した側の人にすれば、打って響かない人に話し続けるようなもので、逆に意味がないのではないか。
そしてお伝えしたことは、「そういう人にカウンセラーであってほしい」ということ。
人は自分の気持ちを感じてくれる人によって、癒やされるものだから。
加えて、「これまではそれに対処できる手段を持ってなかったのではないでしょうか。人の気持ちを感じすぎ、それを家にまで持ち帰ってしまうという性質に、ちゃんと対策をとっておけることで、続けやすくないのだと思う。」と伝えた。
ストレスでも同じことが言われている。
ストレスがあることが問題なのではなく、ストレスを感じてしまうことが問題なわけでもない。
ストレスを感じない人など、人間味が感じられなくて、切ないことだと思う。
やはり大切なのは、ちゃんとそのストレスへの対処(ストレス・コーピング)ができるということ。
それができるなら、ストレスがかかってくることを恐れる必要はない。
だから私は、カウンセラーとして、対処行動をちゃんととっていけるアドバイスに力を入れている。
今回も全国各地からのご参加で、特に東京方面からの参加が目立っていました。
各地からのご参加、誠にありがとうございました。
オンライン講座だからこそ、距離を気にすることなく開講できる。
これもまた、コロナ禍が生み出した新しい価値なのかもしれません。
ストレスへの心理的対抗策をしっかりと手にすることのできる、期間限定特別価格のオンライン講座「心の免疫力」は、次回(6月2日火曜日)で最後の予定です。
詳細は画像をクリックしてご確認ください。
私の無料コラム・心理と人間関係の無料メルマガ・最新イベント情報は、こちらへご登録ください。
現在、コロナ特別支援の動画3本を登録者に視聴プレゼントしています。
YouTubeの動画コンテンツは、こちらからご覧ください。
JUGEMテーマ:心、体、そして魂。
今日は、私の主催する「心匠認定講師養成講座」。
心匠セラピスト養成講座とその先のアドバンスコースを受けた方だけが参加できる。
この講座は1年通して講師力(プレゼンテーションのパフォーマンスや講座企画力)などを高めることが目的。
8回目の今日は、それぞれが独自の色を発揮し始めてくれていることが伝わってきた。
心理カウンセリングに言及する人
生き方と対人関係
緊張との向き合い方
など、テーマが本人の通ってきた人生と重なり合うもので、どれも聴きごたえがある。
そして全員に一貫されている大きな題目は、自分を自由に表現し、それを資源として生きること。
おそらくわざわざ心理学を学んで、それを生かして講師になるなら、そこを抜きにしては「ウィンナーの入ってないウィンナーパン」だ。
あえて聴衆に歌ってもらい、講師がそれに酔いしれるという場面まで登場。
想定の斜め上を行くオリジナリティに、笑いと興奮が止まらない。
心匠セラピスト養成講座は、こちらから詳細をご覧いただけます。
(次期開催は、平日・日曜共に9・10月辺り)
私の無料コラム・心理と人間関係の無料メルマガ・最新イベント情報は、こちらへご登録ください。
現在、コロナ特別支援の動画3本を登録者に視聴プレゼントしています。
JUGEMテーマ:生き方
新型コロナウィルスによる感染拡大に、際立った歯止めが見えない今、政府の緊急事態宣言を受け、健康・心理・経済などの不安を抱えている方も多いと思います。
今回のブログでは、相談者の心理ケアにこだわる心理カウンセラーとして、こうした不安に心理的にはどのように受け止め、どんな心の備えをしておくことが、無駄な悪循環を減らし、心豊かな未来に向かっていくことができるのかについて、動画を配信させていただく準備が整いましたので、ご紹介させていただきます。
私はもともと代替医療の現場にいました。
そこから末期がんや重度の精神疾患患者の回復をどのようにサポートできるのかについて求めるうちに心理学へ手を伸ばし、社会人になってから転職して心理カウンセラーとなります。
これまでの臨床経験は、代替医療の頃から通算して述べ約8000件。
そもそもが心理学を履修した大学からのスタートではない為、余計に少しでも確実に相談者の変化を達成していける理論と実践にこだわってきました。
そして、短期間での心理症状の軽減と回復、人間関係改善を得意とする短期療法(ブリーフセラピー)の専門家として、今は活動しています。
現場にこだわるなら、今は余計に、私が時間を切り売りして対応する個別の心理カウンセリングよりも、こういった動画配信などの形で、自分の相談者にするような話をお届けする方が意義が大きいと感じ、この動画を撮影させていただきました。
撮影機器が素人じみたものばかりですので、見にくく、聞きにくいところがあるかもしれませんが、どうかご覧いただけましたら幸いです。
動画は、ここからご紹介する内容となっています。
現在のような、社会的な情勢が急に先行き不透明な状態になってしまうと、人の心理には、不安が増幅し続けてしまう心の仕組みが存在します。
その実際的な構造について、説明させていただいております。
実は、人間心理には単に先行き不透明な状況が抱える大きく継続的なストレスに対して、対抗できる素晴らしい機能が備わっていることがわかっています。
それはどのようなものなのかをご紹介しております。
ざっくりとではありますが、人がストレス状態からどのように回復し、力を取り戻していくのかについて、解説させていただいております。
今回の動画は、私が提供している無料メルマガ「こころの仕組み」にご登録いただいている方限定で、配信させていただいております。
新規でご登録いただいた方にも、自動的にこの動画が見れるリンクが入ったメールが届きます。
(以下からご登録いただけます)
今回お届けする動画に限らず、月数回ではありますが、現代の対するコラムや、日常に役立つ心理学、人間関係のあれこれ、イベント情報などを配信させていただいております。
画像のクリックからご登録いただけます。
ブログにご注目くださっている方々、いつもご愛読ありがとうございます。
JUGEMテーマ:身体と心のケア