[愛] ブログ村キーワード
ブリーフセラピーは訳すとその名も短期療法ですから、どのようなセラピーをするのかというよりも、結果重視のセラピー法です。
結果重視なので、問題についても、どうしてそうなってしまったのかという「原因」や、今まで何をしてきたのかという「過去の行動」よりも、今何が起きているのかという「現状」を重視して、それをどうやって変化させていこうとするのか(解決)に焦点を当てます。
それは
愛というテーマでも同じように考えます。
愛しているというのは、自分がどうしているのかという視点なので、いくら愛したからといっても、相手が
愛されているという満足を得られるのかどうか、それは保証できません。
そこに愛があるのか、先ずそこから考えます。
愛があるというのは、人が相手の愛情に満たされている状態。それが互いに起きている状態。つまり自分の中にあるものではなく、その場に存在するものということになりましょうか。
人の中ではなく、互いの関係(コミュニケーション)の中にあるということですね。
僕はそんな風に定義したいと思います。
ということは、愛が欲しいと願う(自らそういう状態を望む)なら、相手が何に満たされるのかを知らないことには、愛は存在しないことになります。
その意味では私も愛が無いという状態は、自分が気づいていないところを含めると、相当あるように思います。
愛してると言うとき、自分には確実に愛があるでしょう。そして相手が愛がないと表現してくるとき、相手が求めている愛はないのでしょう。
それは家族であっても、恋人であっても、お客様であっても。
その意味では、気持ちに愛があるから満たされるということではないようです。
相手側に愛を感じないという状態がある限り、そこには愛がないということになりますから。
自分だけが思っていても、相手が求めるようにそれが届かない時、そこに愛があるという証明にはならないわけです。
「愛している」よりも、「ここには愛がある」と言えるように。
いつもそうであることを願い、自戒の意味を込めて、愛についてお届けしました。