あるときその子は言いました
「ぼくはみんなにきらわれてる。ぼくはここにいちゃいけないんだ」
その子はどうやら皆に嫌われているようです
その子は無口です
無口というより、何を言っていいのかわからない
そんな子です
でもとても優しくて貴方のためになりたい
そのためにいつも、実は必死なんです
その子は名前を呼ばれることはありません
なかなか名前を付けてはもらえないのです
それどころか、なかなか気づいてもらえないようです
あまりに気づいてもらえないので、いじけています
「きづいてほしいからときどきイタズラしちゃうんだ。
だってすごくさびしいんだもん。」
そうです。その子はとても寂しがりやです。
またその子は言います。
「みんながぼくのこときらうけど、ぼくはいなくなることも、
きえてしまうこともできないんだ」
そして最後にこう言いました
「ぼくにきづいて、なかよくしてくれたら、ぼくはだまって
まってるよ。
ときどきあそんでくれるってやくそくしてくれたら、そんなに
イタズラもしないよ。
ほんとうは、ぼくがいるから、みんなたのしいんだよ」
貴方もその子に気づいたら、かまってあげてくださいね
仲良くしたら、とってもいいことがありますよ☆