今回もちょっと大それた題名とさせていただきました。
悩みを根本的に解決するということは、同じ問題であれば再発はないという話になると思います。
このテーマは私が心理カウンセリングを始めた頃から研鑽を続けているテーマですし、同業の方であれば大抵の人は取り組んでいるものだと思います。
そして現在の私には、それなりの答えがらしきものがあります。
そのことについて、少しお読みいただくお時間をちょうだいしたいと思います。
「悩み」が解消することはない?
いきなりタイトルとはまるで逆となることを書かせていただきますが、人生において悩みがもう起こり得ないということはおそらくありません。
何故かと言えば、将来に起こる出来事を完全に見通すことができる人間というのはおそらく存在しないからです。
だとすると、悩みがあっても問題とならないような状態になるしか、その解決方法はないということになってきます。
そして人には、短期的に問題が解決したように見えても、少し経つと再発したように思う心の悩みがよくあるものです。
例えば、あがり症で人前で話せないと思っていたけれども、いろいろとチャレンジを繰り返すうちに人前でも話せるようになったとします。
しかし、克服したと思えても、また過去の体験に似たような場面を想起してしまって急にあがり症のような症状が復活したり、今までには考えられないような舞台で演じることになって、同様の症状が出たとします。
私から見て、それは新しい景色が見える場所に行ったんだから、以前と似たような悩みにぶつかることもあると思うのですが、当人にとってはそういうわけにもいかず、まだ自分は克服できてなかったのかと、再び辛い思いをしてしまうかもしれません。
つまり、
未来が完全には予測できない以上、不安や悩みが生涯にわたって生まれないということはないと言えてしまうと思うのです。
「悩み」の完全なる解消方法
だとすると、悩みからの完全な解消方法というのは存在しないのかという話になりますが、私が言いたいのはそういうことではありません。
それは悩むことに価値を見出した場合のことです。
人生、必ずと言って良いほど、同じような悩みにはぶつかり続けます。
うつ症状に悩んだ人は、あの苦しみがまた来るかもしれないと、うつの再発を恐れるのは言うまでもありません。
だからうつにもうならない方法を模索したとしても、それはやはり完全には無理なのだと思うのです。
本人としてもそのことはうっすらとわかっていますから、小さな不安はいつまでもついてまわります。
でも、それが自分にとって必要な悩みだったとしたらどうでしょう。
自分にとって、実はその都度未来の為に悩み自体が有効なものであると思えたらどんな思いが湧いてくるでしょう。
もちろん、実際的にそう思えないと意味がないのは言うまでもありません。
私が敬愛する歴史的心理療法家として、ロゴセラピーのヴィクトル・フランクルという方がいらっしゃいます。
彼はこう言いました。(超訳です)
「運命は貴方と離れたところにあって影響を及ぼしてくるのではない。
運命は常に貴方と共に在り、その
運命が貴方であることを支えているのだ。」と
つまり、
悩みの種が常に自分と共に在り自分を支えてくれていると思えたとき、それは生涯にわたって自分を悩ます存在ではなく、愛すべき運命だということになっていくのだと思います。
貴方は一体何者なのか。
そしてその人生はどう在るべきなのか。
人生や運命に生み出すべき意味はなんなのか。
そんなお手伝いをさせていただく為、考案させていただいたのが、今回の
美しき人生を創造する1Dayワークショップなのです。
あと残り2回となりました。
まだ参加枠は数名ございます。
貴方の生き様そのものを創造してみませんか。
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(2016年1月に次期開講 初回だけの体験参加も受付けております)