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(心理カウンセリング)

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    [カウンセリングスキル] ブログ村キーワード


    無駄なルールの解放こそ、逆に人生を苦しめる

     
    悩み



    読者の皆様、おはようございます。

    大阪は今豪雨でございます。

    台風27号がまだ不穏な動きをしていますから、

    どうかお気をつけくださいませ。



    現代は、民間カウンセラーも増え、臨床心理士などの

    国家資格と同等に扱われる資格を持たずとも、専門的に

    悩み相談を実施できる社会となってまいりました。



    だからこそと思いますが、その弊害も逆に増してきて

    いるのではないかと思い、本日の記事を書かせて

    いただきます。



    悩みというものは、一度その淵にハマり込むと、自ら

    抜け出すのはなかなかに大変です。



    そして心の中の正直な気持ちは、周囲の人に出しにくく

    なってきます。



    誰かとのちょっとした対人関係のもつれという程度

    なら良いのですが、周囲の様々な人との長期に及ぶ

    コミュニケーションの悪循環が続くと、精神的病理を

    引き起こします。



    そのとき、必ずと言って良いほど、周囲から問題視

    されることが一つあります。



    それは苦しむ本人が、何かを貯めこんでしまっている

    ように見えることです。



    そのため、周囲の人間は「もっと素直になっていいんだよ」

    とか、「思うがままにやってみても良いんだよ」などと

    声をかけてあげることになっている場合が多いように

    思います。



    これはもちろん、悩み相談を受ける専門家ではない場合

    であれば、多くはそれで問題ないと思います。

    悩みに苦しむ人は、先ず周囲に理解されることが必要

    ですからね。



    しかし、悩み相談を受ける専門家はそれだけでは不十分

    です。



    カウンセラーには、もし十分な教育を受けている場合で

    あっても、陥りやすい罠が存在します。



    それは誰かの心の為になりたいという他者援助の気持ち

    です。



    この気持ちが、苦しんでいるなら心をそのまま解放

    させてあげたいという情熱を持たせることが多々あります。



    以前、私のところへ来たクライアントがこんなことを

    言っていました。



    「私がかかっていたカウンセラーの先生が言ってた。

    もっと素直になって良い。親なんか、やってみたかったら、

    時々叩いたりしても良いんですよって言われたんです。」



    そして実際にお母さんをしこたま叩き、お母さんは顔

    や頭が打撲によるアザだらけとなり、家庭内はしばらく

    騒然とした空気となってしまいました。



    もちろん、私もその家庭には、親子の問題を感じて

    いました。



    しかし、抱え込み、自ら抑圧していた気持ちがあるから

    と言って、それをそのまま解放して良いんだとする

    考え方はとても恐ろしい結果を生みます。



    心の悩みの専門家が言ってくれたんだから、それで

    良いんだと思えば、今度はその考え方が正義となり、

    悪の母親を倒しにかかるという、凄惨な結末が待って

    います。



    既に何かの誤解が誰かへの恨みとなり、カウンセラー

    からそのことに不注意なまま、ただ思うがままをやって

    みたら良いと言われてしまうと、クライアントと

    その周囲に何が起こるか、簡単に想像できると思います。



    それだけでも恐ろしいことですし、更には、周囲との

    人間関係問題が元で今の精神病理を引き起こして

    しまったというのに、自分が正しいという主張を余計に

    助長しますから、本人は更に社会と隔絶せざるをえなく

    なり、いよいよ孤立化していきます。



    いくら資格がなくても、民間で勝手に始めた

    カウンセリングであっても、一度専門家と名乗ったなら、

    そこにはそれなりの責任が生じます。



    これはどういう考え方がそうさせるのでしょうか。



    それは、

    「抑圧してしまっているのだから、解放させれば良い」

    というシンプルなものだと思います。



    別の言い方をすると、

    「ルールが貴方を苦しめているのだから、そのルールを

    採用することをやめれば良い」

    ということなのだと思います。



    それが適切に、限定されたルールが別のルールへと

    変化するなら、徐々に周囲になじみやすくなり、問題は

    起きにくいこととなるでしょう。



    しかしこのことを誤って受け取ってしまい、

    「ルールそのものをなくしても良い」

    と思ってしまったなら、逆に今後、社会の中で生きる

    ことを余計に難しくしてしまうのです。



    大切なことは、ルールをなくすことではありません。



    生きる上で、何かのルールは必ず存在します。

    もちろん、無駄なルールなら排除すれば良いのですが、

    守るべき秩序もあるのです。



    ルールから逃れることを教えるのではなく、どのような

    ルールが存在しているのかを共感し、そのルールを

    どのように扱っていくのか、そしてこの社会を生きて

    行くために、客観性に富んだ幸福に向かう新たなルール

    をどうやって設定していくのかがとても重要なのです。



    カウンセラーや教育者の皆様、その優しさに自ら操られ、

    ただ優しい人になってしまうこと無きよう、自律して

    いただけましたらと思います。



    私達専門家は、時に人を狂気へと歩ませてしまうことも

    あるわけです。



    私も自戒の意味を込めて、ここに書き記させていただき

    ました。



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