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ガンとはなんでしょうか
もう随分前になりますが、安保徹先生の免疫革命という本を読みました。
当時私は、気功療法士として末期ガンのクライアント達をいつも複数対応させていただいていました。
そして、安保先生の「ガンは単に病気なのではない」という基本的な考え方にとても納得いったのを覚えています。
何故かというと、食事にも運動にも、健康には十分に気をつけていたのにガンになった人達をたくさん見ていたからです。
そして安保徹先生の本から私が読みとった見解は、「人が死ぬときに起こる現象が生きたまま起きてしまうもの」というものでした。
ガンは細菌やウイルス、寄生虫などによって起こる体外からの要因による病気ではありません。
細胞自身が、自ら通常とは違う「極度に糖を消費してしまう細胞」へと変容を遂げ、積極的に分裂を始めてしまうというものです。
自分の細胞の一部なのですから、分裂するのは当然と言えます。
ですから身体を傷めているのではなく、貪食なだけなのです。
この貪食なガンという細胞のやっていることは、血液を構成している白血球の種類の一つ、マクロファージが、もう身体が持たないとわかったときに、人の意識を断ち、死を迎える為に起こす自死作用と似ていると言われています。
もしガンという細胞がなんらかの意図をもって存在しているとしたら、それは何なのでしょうか。
生きながらにして死を迎える準備のようなことが起きるのは、一体何の為なのでしょうか。
これについて私は、ガンとは「うつ」とよく似た性質のものだと思っています。
うつとは気分障害です。
気分がもう耐えられないという状態になってきたときに、漏電を避けるためにブレーカーが落ちるのと同じく、心身が耐えられない状況を未然に防ぐ為に、気分を一度極度に落としてしまう。
生命を脅かさないよう、今起きている繰り返しを避ける為に、一度意欲を落とそうとする生理作用なのだと、気分の専門家たちは言います。
私は、これと同じことが細胞維持というレベルで起きているのがガンだと思うわけです。
だとすれば、もうこのまま自発的には変えようのない繰り返す現実に対し、「私はこのままでは死んでしまうよ」と教えているサインのようなものなのではないでしょうか。
この要因である繰り返されてしまっている厳しい現実。これに介入するものこそ、ブリーフセラピーを始めとする私が提供している生きている現実を希望ある方向へ変えるメタセラピーだと思います。
一体どんな繰り返しが、わざわざガンをつくり、育て上げていったのか。
実のところ癌細胞は、できては消えていると言われているわけです(極く小さなうちは…)。ですから、できると共に、育てないと目立つ存在にはなりません。
それは思考、人間関係、その他の環境に他なりません。つまり繰り返している日常生活そのものです。
「生き様」と「環境」の変化を訴えているもの。
私見ではありますが、ガンとはそういうものではないかと思っています。
今起きている不健全なサイクルを、望ましいサイクルへと変化させる心理&環境変化技術。それこそがメタセラピー。
こう考えると、もっともっとセラピーの技術を高め、社会に広げていく必要性を感じます。
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