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    • 2020.10.17 Saturday
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      [カウンセリング] ブログ村キーワード

      今、改めて、この社会に自分が伝えたいことについて考えています。

      昨日もある方のカウンセリングをさせていただいておりました。

      もちろん、精神科にもかかっておられる方に対するカウンセリングですから、私のような民間のカウンセラーにとって、普通に考えれば、簡単なことではありません。

      内容は守秘義務に反するので話せませんが、人間心理とはどうであるべきなのか、やはり考えさせられます。

      理想は私のような民間カウンセラーであろうと、やはりドクターとの治療方針の一致だと思います。

       


      しかし、直接の医療との接点が薄い民間カウンセラーだからこそできることもあります。

      それは心のセカンドオピニオンになることです。

      ※セカンドオピニオンとは、直訳すると第二の意見。主には、主担当の医師とは別に、治療方針についての参考意見を聞くためのドクターのことを指します。

      先日、私のサロンへ来談されたクライアントは、ドクターは治療とはこうであるべきだという決め付けが強く、正直な心の話はできないと言って居られました。

      これは一概にドクターを批判しているわけではありません。

      私も、ドクターは治療を責任もって薬物で進めるわけですから、薬物療法が適切に進むのかどうかを監督する必要があります。

      しかし、ドクターという人は、以外にも「クライアントとのつきあい方」ということに、専門性を持たない方が多いのも事実です。

      クライアントは、自分がどうであるのかについて、ドクターが言われたことをそのまま言うことがよくあります。

      自分の生き方はドクターの言った通りにすべきなのだと言うのです。

      たしかに高い見識から言っておられることではあるでしょう。

      しかし私は、あえて毎回問います。

      「ドクターはそう言われたんですね。そのことについて貴方はどう思ってるんですか?」と。

      先日の来談では、クライアントは「実は…あまり嬉しくなかったんです」と言われていました。

      もちろん、クライアントに好かれる為に診察を行っているわけではないでしょう。

      しかし、時間が長くとれないから言って、薬物治療の論理でねじ伏せるのもどうかと思うわけです。

      ある意味、ドクターとのつきあい方も、私は援助するようにしています。

      ドクターであっても相手は人です。

      気持ちはちゃんと伝えた上で、やりとりをしないと、どんなに良い薬であろうと、何か効果が半減してしまう気がしてならないのです。

      気持ちが薬の効果に影響を及ぼすことをプラセボ効果とか言いますが、プラセボであっても、やはり効果なのですからね。

      大切なことは、相手が本当にはどう思っているのか。

      そのこととどう向き合うのかだと思います。

      思ったことをそのまま伝えることができる社会づくり。

      その鍵はやはりコミュニケーションだと思うわけです。



      私が内容を作成したコミュニケーションプログラム。もちろん講師も今は私が務めています。

      どうぞリンク先を御覧ください。



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        [カウンセラー] ブログ村キーワード

        今回はまたしても、少し大きなテーマについて、民間カウンセラーとして言及してみたいと思います。

        科学進歩の歴史と同じように、今の私の認識は未来ではもっと広がっているかもしれませんが、現時点での認識を書いてみたいと思います。

        カウンセリングにおいて可能な「最大効果」はどこまでなんだろうと言う話です。

        そもそも私のような民間カウンセラーは、病院に所属しているわけでも、病院からクライアントが流れてくる契約をしているわけでもありません。

        (※引き受ける気がないという意味ではありません)

        その為、神経症や気分障害などという病気や症状だけを扱うわけではないので、どうしても「人生」とか「運命」とかいう広い範囲での問題について扱うことが多くなるわけです。

        そしてカウンセラーである以上、民間であるか専門であるかどうかよりも先に、「クライアントの良き相談者」であることに変わりはないと思います。

        しかし、相談者と言っても、その関係性は肉親や友達とは違い、いかに親身になると言っても限界があります。

        これを簡単に言えば、人生そのものを全未来にわたって請け負うことはできないわけです。

        まあ考えてみれば当たり前ですね。

        そして次に、相談のプロなのですから、クライアントよりも、心理や問題解決の知見について、より広範なものを持つ存在なのでしょう。

        相談の在り方を専門的に学んだ上で、この職業につくのですから、ある意味当然です。

        クライアントの周囲に居る方たち程度の知見の持ち主なら、わざわざお金を払って相談には来られませんでしょうから。

        (あくまでそれは生き方や心の向き合い方について限定したものではありますが…)

        ということは、クライアントの周囲の人よりも、理解が難しいクライアントの「心」についてより深く理解し、クライアントの周囲の人よりも高い解決能力を持つということになるでしょう。また、そうで在るべきでしょう。

        それはある意味、「人生や幸福ということについての普遍的な法則性を、どこまで理解できているのだろうか」ということだと思うわけです。

        こうやって書き綴ってみると、なんだかとても責任の重い職業ですね。

        そして、もし能力的にそうなれたとしても、そこには大きなリスクが存在します。

        その一つは、クライアントの未来を全般的に予測できるような存在だと思わせてしまうことです。

        この点、正確に言って、どう考えてもクライアントの未来は予測不可能なはずですから、そう思わせることはどう考えても良くないでしょう。

        カウンセラーは経験を積めば積むほど、人生とは一口に言えるものではないことをよく理解しているものです。

        つまり、どれだけ学び、どれだけ経験したとしても、未来についてわかりきってしまうということはないわけです。

        また一つ別に挙げますと、クライアントの人生に居続ける人だと思わせてしまうことも良くありません。

        あくまでカウンセラーはクライアントの人生にとって特別な時期にだけ居る存在であり、クライアントのリアルな日常に登場すべき存在ではないのです。

        ヒーローはどこからともなく現れるのが良いのであり、日常の中に居るとかえって問題なんですね(笑)

        私はスパイダーマンの映画が、それをよく物語っていると思っていました。

        町にリアルに存在し続けていることで、逆に問題を引き寄せたりもするわけですから…

        話がちょっと脱線しましたが、結局のところ私が言いたいのは、クライアントの人生はクライアントのものだということです。

        クライアントの運命もクライアントのものであり、その人生も運命も予測不能なものなのです。

        大切なことは、その予測不能な人生や運命というものを、どう泳いでいくのかを伝えていくことなのだと思います。

        私は精神分析的なカウンセラーではありませんから、どちらかと言えば、心理そのものよりも問題解決に寄り添います。

        解決すれば私との関係は終わりです。

        しかも大抵の場合は完全解決というよりも、クライアントが一人で大丈夫という状態になれば、自然と終わりが見えてきます。

        クライアントの人生にとってごく短い、ある問題を解決する為だけの同伴者なのです。

        そしてその同伴には置き土産が必要です。

        それはクライアントが主体的に問題を解決していける能力です。

        お仕事としてお受けしている「ある問題」の解決をしていく間に、他の問題が来ても自ら解決していこうとする力を養おうとするのです。

        何度も言いますが、私達カウンセラーはクライアントの人生が未来どうなるのか予測はできないと共に、クライアントにとって一時期の存在に過ぎないものです。

        だからこそ、また新たな問題が起こるべきとき、クライアント自身が、その問題とどう主体的に向き合っていくのか、生き様を指南しておくわけです。

        ふと思ったことではありますが、今私がカウンセラーであり、また民間カウンセラーだからこそ、思ったことを残しておきました。



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          [悩み事] ブログ村キーワード

           
          悩み相談


          カウンセラーのもとに訪れる来談者(クライアント)は何を目的に来られるのでしょうか。

          もちろん話の内容は様々です。

          私もとても多くの話をお聞きしてまいりました。

          ・家族との人間関係
          ・会社での人間関係
          ・お金の悩み
          ・裁判にするかなどの悩み
          ・神経症に悩む人の治療的なこと
          ・本人や家族の病気
          ・営業成績など仕事に直接関わること
          ・生き方や未来のことなど大きな悩み

          などなど、多岐に渡ります。

          しかし、そのどれにも該当すると思うことが一つあるのです。

          それは「予期していなかった出来事や運命」に対して、自分がどう向き合えば良いのかわからないということです。

          私が思うに、多くの人は、悩んでしまうと、「その運命をどう変えるのか」を望んでしまっているように思います。

          しかし、解決していく過程で、私が何千件カウンセリングをしてきても変わらずに感じることは、「運命は変わらない」という現実です。

          仮に運命が好転し、何かの問題が解決したと思ったところで、また次の「予期せぬ運命」はいつ訪れるのかわかりません。

          人生に嫌なことは必ずまた訪れます。周囲に嫌な人だって現れます。本当には自分は悪くないのに、皆から悪く思われることだってあります。病気をすることもありますし、突然の解雇をされたり、出費が重なり、生きることが難しくなることだってあります。

          人生を終わりまで見通せるという超能力者も存在するのかもしれませんが、誰もがそれを望むことはとても非効率的なことですし、見通せたところでそれを都度解決していける自信がなければ、いつも不安は抱えたままなのです。

          その点、カウンセリングにおいて私が大切にしていることは、

          「運命に翻弄される生き方」

          から

          「運命という波を乗りこなす生き方」

          に自分の生き方を変化していただくこと。

          私のところに来られたクライアントは、もう私を必要とはしない人になっていただけることこそ、私が望むことなのです。

          今、何か抜け道のない悩みに悩んでおられるのなら、一度ご相談ください。

          貴方が貴方の力で立ち上がれるよう、支援させていただきます。


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          オフィス・コミュニケーションズ 個別カウンセリング



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            [カウンセラー] ブログ村キーワード

            上野大照


            カウンセラーとは、どういう存在なのか。

            何の為に存在しているのか。

            近頃改めて考えさせられています。

            このカウンセラーという職業について、金銭のことを持ってくる人が居ますが、私にはそこはどうもしっくりこない。

            私自身、仕事していることに対価をいただくという意味では報酬をいただいているのですが、報酬をいただくことを目的にやっているわけではないです。

            やはり、自らが他者を満たすことができる喜びを感じ続けて居たいからというのがあるでしょうか。

            そして私の場合、そこに真理の探求というような要素がくっついているようにも思います。

            幸せとは何なのか。人の生き様とはどう在るべきなのか。それは常に求めている問いであり、毎度それなりの答えは出ますが、だからと言ってそれが全てを満たす答えでないこともわかっています。

            もちろん、たくさんの職業がありますし、それぞれとても素晴らしい仕事なのですが、私にとってこのカウンセラーという仕事は本当に特別です。

            同じ人は居ないし、それぞれの価値観がある。

            何が相手を満たすのかは毎度探るしかありません。

            何が相手の心を「あるがままで良い」と導くのかも本当に毎回わかりません。

            それは「心」という摩訶不思議なものを真正面から相手にする仕事であるからなのだと思います。

            なんとかして人の為になりたいと思いますし、どうしてそう思うのかを自分に問い詰めてみると、この生命を無駄に終わらせたくないと思っているような気もします。

            考えれば考えるほど、自分がやっている仕事の本質は何なのか。
            正直本当にわかりません。

            しかし、一つ言えることは、「この仕事をし続ける先にある何か」をいつも見据えているということ。

            いつも一歩先にある「新しい心の在り方」を探し続けていくことこそ、私が今思うカウンセラーという職業の意味のような気がするのです。


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            次号からお届けするシリーズは、「こころとは何か」というものです。

            人が悩む中心にあるのは心であり、人が喜ぶ中心にあるのもまた心ですよね。

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              先日(2月5日)は関西の民間カウンセリング団体で最も有名な関西カウンセリングセンターに初めて伺い、理事長に顔合わせいただくことができました

              疇地心理研究所の疇地先生、両方の先生に師事されてる栗原様、繋いでいただき、ありがとうございました
               
              古今堂理事長の自らの接客で頭の下がるご対応で、とても恐縮でした。

               
              関西カウンセリングセンター


              日本ブリーフセラピー協会大阪支部設立のご挨拶と今後の協力依頼について快諾いただき、理事長ご自身のこころ教育に関する情熱も、共感させていただきました

              本日のメルマガでも告知いただけたようで、とても感謝しております

              そして会話の中で、理事長が話された二つのことが今も私の頭に残っています

              一つは、まだまだこの社会はカウンセリングというものが知られていないこと

              そしてもう一つは、心に関する講座や資格は民間で相当増えたが、実際に役立つものはなかなかないことでした

              最初の点については、少し詳しくお話を伺ったのですが、市場調査会社に不特定の方へカウンセリングについてどう思うのかという統計調査を依頼したところ、その50%にのぼる方が、「よくわからない」と答えたとのこと。

              私も正直、「怪しい」とか「意味が無い」と返答されることはあるのかもしれないと思ったのですが、この答えでは、社会にまだ正当な評価すらされていない業界なのだと思い、私のやるべきことも更に明確になってきた気がしました。

              そしてもう一つ、心の学びを進めていても、実際に役立つものはあまりないのではないかという話ですが、私も実際そう思っています。

              もちろん何かを誰かに学ぶことはきっかけであり、その先プロとして生きていくのは本人が経験を積みながら深めていくことだと思うのですが、それにしてもやはり実践的な実力を持つ人を増やすのは難しいことなのだなと、感じるわけです。

              これについて、私は今二つの領域で実力あるカウンセラーを育成しようと取り組むことにしました。

              一つは、日本ブリーフセラピー協会大阪支部にて、ありがたくも支部長を拝命しましたので、同協会の研修企画と定例研修会の開催です。

              こちらは3月1日(日)に大阪支部開設記念講演会へ、ブリーフセラピーの大御所である長谷川啓三先生にお越しいただくのと、定例研修会も4月11日(土)から大きな研修プログラムや学術大会がない月は行っていきます。

              日本ブリーフセラピー協会大阪支部開設記念講演「米国MRI日本代表によるブリーフセラピー講座「ブリーフセラピーの魅力と可能性」についての詳細は次の画像リンク先からご確認ください。

               
              大阪ブリーフセラピー講演会


              そしてもう一つなのですが、こちらは私個人のイベントとして、毎月第4土曜日の午後に3時間ほど、セラピートレーニングライブというセラピーの実地についてのフリートーク&実践ライブを行うこととしました。

               
              語る上野大照


              そちらもご興味のある方は、こちらからご確認ください。

              セラピー・トレーニング・ライブ詳細情報

               
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              私が主催のイベントなどもご紹介させていただいております。

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                今回の記事は、私のように民間カウンセラーを目指す人に向けて書かせていただこうと思います。

                 

                上野大照 カウンセリング

                 

                ここで言う民間カウンセラーとは、臨床心理士という学会認定資格を取得し、公共や病院などに務める臨床心理士ではなく、フリーや自ら法人を立ち上げてカウンセラーとして生業を営んでいる人を指していると思って下さい。

                そこで今回はちょっと記事の趣向を変えて、私を含む民間カウンセラーという人は、どうやってその職業を得て、どのようにその仕事を営んでいるのかについて、私のここまでの人生をモデルに書いてみようと思います。

                 

                民間カウンセラーとしての上野大照の軌跡

                 


                先ず私の場合、前職が統合医療(東洋医学と西洋医学を研究的な意味で協働している医療)系の治療院に居た中で、二つの解決しない問題がいつも悩みの元でした。

                 

                 

                統合医療

                 


                それは癌と精神疾患です。

                この二つは本当にどうして良いのかわからない。

                そしてその二つに共通するように見えたのが、誰かとの間にあるコミュニケーションによるストレスです。

                結果として、それをもっと心理学的に研究したいという探究心だけで、職を辞して通信大学で学び直し、NLPを学び、現在のように心理系学会に所属して、いつの間にか民間カウンセラーとしてやっていました。

                つまり私の場合、学びたいという向学心が先にあって、それを得る度に提供したいとブログに日々書いたり、それを知り合いを通じて誰かに実施してみたりしているうちに、私からカウンセリングを望む人たちが徐々に増えて、ここに辿り着いています。

                そして私の場合、癌や精神疾患は個人の問題でなく、家族や社会の問題だと捉えてましたので、最初から「この文化や社会」に対して何かできないだろうかと思っていました。

                だからカウンセリングをするだけでなく、カウンセリングを教えたいという(半ば傲慢な…)思いが先立っていたことで、小さな民間カウンセリング(セラピー)スクールをつくり、学びの初期の頃から既に人に教えてました。自分もいつも様々な心理手法を試しながらでしたが…

                 

                 

                上野大照 授業風景
                (当初開いていたセラピストトレーニングスクール)

                 


                もちろん臨床心理士になろうと思ったりもしました。
                しかし、そこには大卒でない私にとって、大学から入り直して大学院に行き、修士課程を修了するまでカウンセリング(面接)は行ってはならないというルールが課せられます。

                既にやり始めていた私には、やはりそれは耐えられません。
                その為、まだ学生だったり、就職して間もない頃に心理職を目指そうという人には、やはり臨床心理士取得の学びから入ることを勧めたいと思います。

                そうこうしているうちに、自分が学びたい心理分野も明確になってきました。

                それは心理学の中でも、人のコミュニケーションに重きをおいたブリーフセラピー(短期療法)です。そして徐々に習いに来てくれる生徒も増え、個人的な学びだけで教育プログラムを組んでいることに責任を感じてきました。

                これは私もどこか正式な学会や団体に所属して、皆に間違いのない正確な情報を届けられるようにしなければ…と。


                 

                 

                難しい学会への所属


                しかしこれも難航しました。

                私はブリーフセラピーの団体に所属したいのですが、どうもそういう研修を専門にやっているところは大学院が殆どなのです。

                事例検討を中心にやっている研究会も見つけたのですが、臨床心理士(または産業カウンセラー)でないという理由で入会を断られました。

                そこで地域を少し広げて全国で探したところ、現在所属している日本ブリーフセラピー協会の研修が近い日程で横浜で開催されることを知りました。
                すぐに申込み、そのまま学会への入会を許されたのは、とても嬉しかったのを覚えています。既に数団体かに入会を断られてましたので…。

                そして研修に参加したその日に、私はブリーフセラピー協会の大阪支部がないのをインターネットで知っていましたので、「大阪支部を立ち上げてはいけないのでしょか」と、理事長に声をかけました。

                研修後に早速喫茶店でその話に付き合ってくれた理事長には、とても感謝しています。

                 

                ブリーフセラピー日本での第一人者長谷川啓三先生と
                (日本ブリーフセラピー協会代表 長谷川啓三先生と)

                 


                その数年後に当たる今、同協会の大阪支部を無事に立ち上げることができ、徐々に人生が前進していることを実感しています。

                 

                 

                民間カウンセラーの収入

                 


                そして読んでいる方は、実際、民間カウンセラーがどうやって収入を手に入れているのかを気にされているのではないかと思います。

                私の場合、実際にはほぼ人伝いで噂が広まりました。

                ブログなども一生懸命書いてましたが、実際インターネットは直接の知り合い達が読んでくれるためのものだったと思います。
                今、世間ではインターネットを通じたセラピストの為の集客協力を促す人も多いですが、私にとってインターネットは利用いただいている方への情報伝達という意味合いが一番濃いですね。

                そして収入の割合としては、カウンセリング3割、法人(セミナー・研修や業務委託など)が2割、スクールや主催しているセミナーによるものが5割という比率です。

                金額を書くのはどうもいやらしさを感じますので、公務員の同程度の年齢の方と然程変わらない程度だとしておいてください。

                一般的な情報としては、カウンセリングだけでは、月に20万円以上の収入を得ているカウンセラーは少ないようです。
                時給も平均して1,000〜2,000円とまだまだ地位が低く扱われている気がします。

                実際この業界は、お小遣い程度の副業は別として、それだけで食べていっているカウンセラーは少なく、何らかの講師やコンサルティングなども引き受けて、生計を成り立たせているようですね。

                そういう意味では経営の苦労を負いたくない方は、やはり臨床心理士をとって公的機関や病院の臨床心理士として勤めるのがオススメとも言えます。

                これらは同業の友人たちにも共通した状況のようです。

                 

                 

                心理職で信用のおける資格とは


                また、資格についてもよく聞かれるので、それも書いておこうと思うのですが、現在「心理士」という国家資格の話が国会で進んでいるようですが、現状は医師のような国家資格はこの国に存在しません。

                そのためどれも任意の資格ということになると思いますが、その中でも信用があるものとそうでないものに別れています。

                先ず、わかりやすいもので言えば臨床心理士ですね。

                これは日本臨床心理士会というところで認定をされるもので、学会組織です。

                次に産業カウンセラーというのがあり、これは主に職場のメンタルヘルスを見る為の資格なのですが、これも日本産業カウンセラー協会という学会組織が認定しているものです。

                上記二つは、業界の中でも特に有名で、民間でカウンセリングを営もうと思う人は、取得を目指せるなら目指すと良いと思います。

                ちなみに私はどちらの資格も有していません。

                国家制度という意味では、心理カウンセリングを行う為に、必須となる資格というのは現状存在していません。

                まだこの国では心理カウンセリングが医療制度ではないわけですね。

                このことは、今テレビ番組「ナイナイアンサー」などで有名になっている心理カウンセラー・心屋仁之助氏なども、特に有名な心理資格をとっているわけではないことからもわかります。

                 

                心屋仁之助
                (ナイナイアンサーに出演する心屋仁之助氏)

                 


                ある意味、私は心理カウンセラーですと名乗ってしまえば、そうだと言い切れてしまうという…ちょっと業界的に不安を呈するところでもあります。

                そして私が所有する資格についてですが、これは日本ブリーフセラピー協会が発行する認定資格「ブリーフセラピスト」です。

                この資格は、日本学術会議というところが学術研究協力団体として認定している学会が発行しているもので、臨床心理士に次いで難易度が高いと言われており、簡単に通すものではない以上、ある程度の信用がおけると思います。

                 

                 

                日本学術会議
                (日本学術会議ホームページ)

                 


                他の資格も、同様の学会や団体が発行していれば、それなりの難易度を有し、ある程度の信用ができるのではないかと、私は思っています。

                後はそれらに属さない民間資格ですが、こういったものはとても多様に存在し、こういうと失礼に当たるかとは思いますが、単に名刺に書く内容になるだけ…というのが実際の印象です。

                私は前記の資格発行のシステムが、この国の心理職レベルをなかなか上げない原因ではないかと危惧しているところがあります。
                (しかし私もそういう民間資格を発行している人間の一人でもあります)

                実際、もちろん厳しい審査基準をつくり、運用している団体もあるでしょうから、今はそれぞれの民間団体が、心理資格の信用度を上げようと躍起になっているところなのでしょうね。

                その為、民間資格であれば、どの資格をとるのかを悩む必要はあまりないような気がします。

                私見としては、手軽に何かを学び、先ずはやり始めたいという人は民間資格からで良いでしょうし、本腰を入れて本業を目指しているなら、やはり何らかの学会認定資格に取り組み始めるのがオススメだと思っています。

                実際、実力を広く社会に認知できている資格というのもあまりありませんからね。

                ちなみに現在、少人数制で私が教えているセラピストスクールはこちらです。

                心匠セラピスト養成プログラム
                 

                 

                上野大照 メタセラピスト養成プログラム
                 

                 

                大切なことは、早く現場に出て、場数を踏むこと


                そして何よりも、ある程度学びができたなら、早くデビューして場数を踏んでいくのが大切です。

                もちろん最初からうまくはいきませんから、自分も悩みつつ、クライアントが抱える問題を実際に解決していった実績がモノを言うのではないでしょうか。

                私も練習がてら、友人・知人などに会話の技術を試し、その感想を教えてもらうことを続けつつ、デビューした経緯があります。

                また、病人を扱う怖さというのももちろんあるでしょうから、守秘義務についての誓約や、病気を治すわけではないという看板の上げ方も必要だと思います。

                民間カウンセラーのやれる範囲は、あくまで病気の治療ではなく、人生における悩み相談ですので。

                ちなみに私が所属している日本ブリーフセラピー協会は、民間カウンセラーが学会に所属できるという点で、とても間口が広く、大学院修士課程を修了していることや、他の資格を有していることなどが必要ありません。所属したいという意志があれば、基本的には年会費を支払うだけで所属が可能で、年1回のレベルが高い学術大会にも参加できます。

                 

                カリーン・シュランガー ライブセッション
                (学術大会での海外有名講師を呼んだデモンストレーション)

                 


                ここでは私のオススメとして掲載させていただいておきます。

                日本ブリーフセラピー協会
                ※本部会員と各支部会員で、年報受取や本部研修参加費割引などに対して受け取れる特典の差はなく、各支部の情報を優先的に受け取りたい場合は、支部への入会がオススメです。

                 

                 

                活動場所


                そして活動場所ですが、実際には殆どの方が自宅を拠点にされているのではないかと思います。

                実際、民間カウンセラーが毎月の事務所賃貸料を支払いながら、生計を立てていくのも大変です。
                しかし、心の問題を扱う場所が自宅であるというのも、ちょっと怖い気もしますよね。

                しかし、予約が入っていない時間に場所を借りているのももったいないですから、予約が混んでくるまでは、誰かの協力を得て、そのタイミングだけ場所を間借りするのがオススメですね。

                私も自分のスクール受講生にカウンセリングルームを低価格でレンタルできるようにしています。

                 

                オフィス・コミュニケーションズ 上野大照 カウンセリングルーム

                 


                随分と長くなってしまいましたので、今回はここまでとしまして、また今度、実際の生活上の問題や、どういった学びを積み上げて日々を過ごしているのかなども書いていきたいと思っています。


                 

                 

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                  以前にも書かせていただいたことがありますが、心理カウンセリングを民間で仕事としていくのは中々に大変です。


                  何よりも難しいのは継続して入り続けてくれる新規顧客の獲得。


                  多くの民間心理職がここに悩みを抱えています。


                  そしてその為にも必要なのは知名度実力です。


                  民間というのは、公的機関や病院などの会社に守られた存在ではありませんから、自分の腕でその二つを示し続けていかなければいけません。


                  もちろん、わざわざ就職せずに民間カウンセラーを続ける必要はありませんが、そうしなければならない人たちが居ます。


                  それが心理職の資格取得という壁の高さを感じる人々です。


                  通信講座で誰でも受講すればとれる程度の民間心理資格は山のようにありますが、国家資格に並ぶ認知度を持つものは現状臨床心理士くらいです。


                  平成29年度には新たに国家資格として公認心理師が稼働することとなりましたが、こちらは大学院へ行かなければとれないというハードルが民間で取得する難しさを上げています。


                  そういった人々に朗報とも言えるもう一つの国家資格制度が、この4月から始まることになりました。


                  それが「キャリアコンサルタント」


                  キャリアという言葉は仕事ばかりを意味しそうな気がしますが、現代のキャリアという言葉は「ライフキャリア」という言葉の短縮語として扱われ始めており、生きる上での役割をどうやって実現し、より豊かにしていくのかということを意味しているようです。


                  つまり、心理的に大きな問題を抱えていなくても、誰であっても生きる上での相談を専門的に受けられる国家資格ということになるでしょうか。


                  私が役員を務める団体でも、キャリアコンサルタントの更に熟練(上位)資格である2級キャリアコンサルティング技能士対策講座を開始しています。


                  一度内容をご確認下さい。


                  詳細はこちら⇒ キャリアコンサルティング技能士の講座を大阪で開催

                   

                  0

                    先日、心理カウンセリングルームを開業している専門分野が違う3名の交流食事会をさせていただきました。

                     

                    私設相談室を開業する心理カウンセラー交流会(左から上野大照、西橋康介、衣川竜也)

                     

                    心理カウンセラーにも専門分野がある

                     

                    先日集まったのは、それぞれ違う専門分野を持つ心理カウンセラーの3人。

                     

                    それぞれカウンセリングを始めようと思ったきっかけ、経験、学んだこと、現在の活動が違います。

                     

                    以前にも書きましたが、心理カウンセリングの分野は多くて数百、少なくとも代表的なもので100以上の流派があると言われています。

                     

                    それぞれの学派に依って立つカウンセラーもあれば、幾種類もの学びを自分独自に、自分に合う形で組み合わせている人もおり、今回集まった3人のように、開業しているカウンセラーは大抵、後者の自分なりに組み合わせている人たちが圧倒的に多いと、私は捉えています。

                     

                    その為、それぞれがどのような対象者に特化していて、どのようなアプローチを得意としているのかは、お互いにとって、とても興味のある話。

                     

                    そしてこういったネットワークを持つことは、それぞれにとても意味のある目的もあります。

                     

                    それは互いが自分の専門分野と違ったり、不得意な分野の相談者が訪れた際、リファー先(紹介先)を持つことができるからです。

                     

                    私の場合、このブログで書き続けているように、ブリーフセラピー(短期療法)が専門であり、考え方や行動を適切に整えてみることで、現実に起きる現象を変えていこうとする手法が得意です。また、本人はもちろんですが、うつや不登校などの本人がこれない家族のケアも得意としています。

                     

                    カウンセリングオフィスAXIA代表の衣川達也さんは、ギャンブルや性犯罪の加害者など、依存症のカウンセリングを得意としており、自分の合う生き方が見えてくることで、依存傾向や再犯率が著しく低下することが実証され、メディアにも多数出演、執筆活動にも精力的に取り組まれております。

                     

                    衣川達也さんのプロフィール詳細はこちらをご覧下さい。

                     

                    心理カウンセラー衣川達也さんの詳細情報

                     

                     

                    カウンセリングルームWILL代表の西橋康介さんは、対人恐怖症の克服を最も得意とされるカウンセラーで、その分野をご自身が乗り越えてきたからこその豊富な経験を持ち、彼もその専門性からメディア出演、出版、執筆活動と多忙を極めております。

                     

                    西橋康介さんのプロフィール詳細はこちらからご覧ください。

                     

                    心理カウンセラー西橋康介さんの詳細情報

                     

                    お二人のご活動を聞けば聞くほど、私も活動意欲をいただくことができました。

                     

                    臨床経験豊富な3名が語り合ったこと

                     

                    3名に共通するのは、それぞれが開業して多くの経験を積んできているということ。

                     

                    だからこそ、どんなケースで悩み、それを乗り越えてきたのは何なのかを現実的に語り合うことができます。

                     

                    カウンセラーにもタイプがあり、それがあるからこそ、合う相談者とそうでない相談者が居るのは事実。

                     

                    以前はそれぞれの流派の壁が高かった心理業界ですが、最近では、こういった積極的に横つながりを作ろうとする動きは、私たちだけではないようです。

                     

                    お互い開業しているからこそ、誰であっても自分のところにお客様を寄せようとするのではなく、それぞれの責任を果たして行ける範囲を明確にし、横の連携をすることでより多くの人に貢献していく。

                     

                    カウンセラーとは、そういう存在でなければならないと、改めて感じさせていただき、そんな話で盛り上がれたのは、本当に価値のある時間でした。

                     

                    記事をご覧いただき、ありがとうございます。

                     

                     

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