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セラピーを受けたい人は…
(心理カウンセリング)

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    わからない


    まだまだこの国では心理カウンセリングへの認知度はとても低いようです。

    以前に記事にも書きましたが、関西では心理系で最も大きく活動されている関西カウンセリングセンターの古今堂理事長とお話した際に、数年前、カウンセリングについて大手調査会社による一般市民への意識調査を確認したところ、50%以上を占めたその第1位は「どういうものなのかわからない」というものだったとのことでした。

    世間は随分とこころについて大事にし始めている現代なのですが、まだまだこんなものなのだなぁと思わざるを得ません。

    その為、今回は少しその点について説明させていただこうと思います。

    カウンセラー(心理療法家)と言っても、心理療法には様々な種類があります。

    というよりも、先ずカウンセラーとは何をしている人なのかということからいきましょう。

    カウンセラーは、例外もあると思うのですが、基本的には何らかの心理療法を専門的に学び、その道特有の資格を取得して活動している存在です。

    その為、この「心理療法」という言葉を知っておく必要があります。

    心理療法とは、心理的な悩みや神経異常などの治療を、薬物ではなく、対話や新しい行動の促しによって解決しようとするもの全般を指します。

    簡単に言えば、「クスリじゃなくて、会話で治す」というスタンスだと思って下さい。

    私の場合、その中でも最も専門とするところは、ブリーフセラピー(短期療法)ということになると思いますが、先ずは代表的なものを幾つか挙げさせていただきます。
    ※各分野の専門家の方は私の記述が多少間違っているところもあるかもしれないので、ご指摘いただけると有難いです
     

    来談者中心療法

    カール・ロジャーズが提唱した日本に最も根付いている心理療法。

    セラピストは受容的態度を重視し、共感的理解を示す対話を繰り返します。基本的にセラピストは、クライアントの鏡として、自己の意見を持たず、クライアントが言った言葉をクライアントが自分で理解できるように同じ言葉を伝え、自己理解を促していきます。

    気楽に言いたいことをそのまま聞いてもらえるのが利点かと思います。解消を望むよりも、とにかく傷つけられずに話を聞いてもらえるから、気が楽になると言っても良いのではないかと思います。実際、気が楽になるだけで解消する問題も多くあります。

    私はセラピストであれば皆が基本前提として持っているべき傾聴技術だと思っています。
     

    精神分析


    人格(個人に内在する無意識を含む精神)を分析する

    フロイトやユングが開発した人格を分析する手法で、分析によって合った解決策を考えていきます。催眠療法の原型とも言えるのではないでしょうか。

    この手法も様々にありますが、自己という存在を生まれてからの記憶と共に整理できるという点で価値が高いかもしれません。自己理解を深めたい方にお勧めですね。しかし、一般的に治療期間が長いと言われるのがデメリットではあります。
     

    認知行動療法


    認知の歪みを矯正する

    こちらはトラウマ治療などによく使われ、実際には何も起らないはずの空間に、事故が起きるように無意識的に思ってしまうなどの「認知の歪み」を矯正するもののようです。最近では精神科のドクターと組んで、精神疾患の原因と予測される過去のトラウマを解消し、強度の自己否定を解消する為などにも使われ始めているようです。ある意味、現代で最もポピュラーな心理療法と言えるのではないでしょうか。
    これとは別のものとして、トラウマ記憶を解消するために、EMDRという眼球動作を利用したものもあります。

    こちらは期間としては短く解消できることもあるようですが、トラウマ記憶そのものや似た状況を想起させたりしますので、心理的負担は大きいとも言われています。
     

    ブリーフセラピー


    行動と環境を変化させることで、精神よりも現実からアプローチする

    私はこれが一番の専門ですが、こちらはあまり個人の心理を見ていません。心に何が起こるのかというのは、環境や自分が繰り返している行動から生まれるのだから、現実的な側面を変化させることが大切だという思想が基になっています。
    また、理想的な幸せ像を持たず、クライアントにとって悩みが解消され、問題がないとなれば、治療を集結するというスタンスも独特です。
     

    その他


    その他にもヒプノセラピーなどの催眠療法TFTEFTなどのタッピングセラピー、NLPなどのイメージワーク等々、様々なものがありますが、あくまで民間で行われているものが多く、医師と組んで行われるのは上記が殆どだと思われます。

    ただし、ここに挙げたものはどれも私が多少取り組んだことのあるもので、医師と組んで居ないから効果がないとは言えないと思ってます。



    これは余談ですが、実は日本の心療内科は、当初今のような精神科との区別がわかりにくいものではなく、カウンセリング(心理療法)を医師が行う為に創設しようとしたようです。

    しかし、何故かうまくいかず、今のような形となってしまったようです。

    これは日本の臨床心理士No.1番であり、初代日本心理臨床学会の理事長を務められた成瀬悟策先生から直接伺いました。

    その辺りの事情をもう少し詳しくお聞きしたかったのですが、懇親会でのお酒の席で、バタバタしてましたので、惜しいことをしたと思っています。

    そういえばそのときにお聞きした別の話にも感銘をうけたので、また別の記事で書きますね。



    最後に私がそのどれが素晴らしいと思っているのかと言えば、実のところどれも一長一短だと思っています。

    私にとってブリーフセラピーをよく選んでいる理由は、私に合っているからというのが、一番の理由ですね。

    しかし、そのどの手法を扱うとしても、大切なことは誰がやっているのかという点ではないのでしょうか。

    クライアントにとって、心の悩みを打ち明けるのに、否定的に聞かれる人には話したくありませんし、協力的であって欲しいのは当然です。

    また自分に問題があるのであれば、やはり改善したいとなりますし、そうであるならそれなりのアイデアが欲しいでしょう。

    クライアントは心理療法のどの分野なのかなんてことはどうでも良くて、早く楽になりたいし、希望が実現したいだけなのですから、やはり私はセラピストという存在がどういう人物であるべきなのかを一番大切にしたいと思っています。


    大阪近郊の方であれば、是非一度セラピストになるという意味について、語り合ってみませんか。

    私の授業のプレセミナーへお越しください。

    5月19日(火)19〜21時。まだ数名の申込みが可能です。

    詳細はこちらの画像リンクから確認できます。

     
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      心理


      僅かながら医療に関わらせていただいていた前職の頃から数えて、今年で心理学を学び始めて11年になります。

      そしてあの頃と、今とでは「こころ」というものに対して抱いている印象がやや違うなぁと感じるので、当時との違いを書いてみようと思います。

      学び始めた当時、今よりももっと「こころ」というものは、テンプレートのようだったり、論理的に整理のつくものだと思っていた気がします。

      あの頃は、とにかく患者様の治癒にも、病気の進行にもストレスが関わっているのをなんとなく感じていたという程度でした。

      家族との関わりに悩みのない人と、希望の見えない関係性に悩む人とでは、起きる結果が違いましたし、実際表情が全然違いました。

      たとえ亡くなってしまった場合でも、最後まで尊敬するような生き様だったのは、やはりストレスに対し、自分なりの対策というか強さを持ちあわせていた人だったように思いますし、こういう家族の関わりは、やはり素敵なものが多かったように思います。

      だからこそ、心理学を改めて学び直そうと思ったわけですが、学び、カウンセリングも始め、段々扱うケースも増えてくると、逆にドンドンわからなくなってきます。

      「きっとこうなる筈だ」というカウンセラー側の期待は崩されることが多いですし、逆にその期待が邪魔になることも多々ありました。

      もちろん、大多数はこういう経過をたどるといった理論は心理学に存在するのですが、私が病院や公的機関に所属しない民間カウンセラーだからなのか、想定外の結果が多いのです。

      だからこそ、今思うことは「やればやるほどわからない」というのが心理についての想いです。

      そしてこのわからなさが、いつまでたっても興味を注がざるをえない理由でもあります。

      こちらのコミュニケーションに対し「え!?そっち?」と思うような反応は、いつまで経っても起きるものです。

      もちろんそういうことが以前よりは減ってますがね(^_^;)

      そしてこの「人の心理がわからない」ということがわかることが、今となっては本当に大切なことだと思っています。

      わからないと正直に言えるからこそ、いつ変わるかもわからない「相手」という存在を見ることを忘れません。

      言葉を聞き逃さないように注意します。

      微妙な表情や声の上ずり方、肩で息してないかなどなど…

      そしてやはりカウンセリングがうまくいかないなぁと感じるときはいつも、こちらの意識や論理に拘ってしまって、相手のそのままを見ていないときのように思います。

      見て欲しい

      助けて欲しい

      一緒にやって欲しい

      促して欲しい

      休ませて欲しい

      ときには激励して欲しい

      慰めて欲しい

      ただ聞いて欲しい

      アドバイスが欲しい

      などなど


      求めていることはいつも千差万別


      だからこそ、相手を見る


      いつまで経っても忘れてはならないことだと、改めて感じる今日この頃です

      私が尊敬する文化人類学者グレゴリー・ベイトソンの認識論においても、この「いつになってもわからないものがあることを知ること」を大切にされているようです。

      人の学びはいつまでも仮説的なもの。

      学問には限界があることを知ることが、更に学問を厚みのあるものにしてくれるのかもしれませんね。

      近々開催のセミナーが二つあります。


      詳細&お申込みはこちらです。どちらもまだお申込み可能です。

      深い瞑想 Deep Meditation Program
       8月30日(日)10:00〜16:30

      心理コミュニケーションセミナー
       9月 8日(火)19:00〜21:00
       
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