[解決志向] ブログ村キーワード
これは私が主宰する
阿倍野コミュニケーション教室を受講している方の家庭に起きていたことを順番に書きだしたものです。
走り書きをしているので読みにくいと思います。
正確に書きますとこうなります。
母が父を責める
↓
父が不機嫌になる
↓
◯◯さんが母に「どうしたの?」と尋ねる
↓
母は自分の主張の正当性を訴える
↓
◯◯さんは母の考えの味方になる
↓
父は更に不機嫌になる
↓
母が更に正当性を主張し、もっと父を責める
↓
(以後繰り返し)
こうやって繰り返しているものを、単純な「原因と結果の法則(直線的因果律)」ではなく、循環しているパターンなので、円を描いて返ってくる様子に例えて「円環的因果律」と言います。
このことを前回の授業でなんとなく理解した◯◯さんは、今までは両親の仲をどうにかして良くしたいが為に、母の話を親身になって聞いていましたが、それが問題を更に難しくしているかもしれないと気づき、二人の問題は二人の問題だとして、介入することを自らやめてみたそうです。
すると、時にはお互いが喧嘩別れすることもあるようですが、それだけで済み、今までとは逆に二人がうまくいくようになったそうです。
悪循環に変化を起こせたわけですね。
一部だけの原因を見て、結果を変化させようとするよりも、実際的で現実的な今までとは違う循環を起こすことに成功されたことが本当に素晴らしいです。
コミュニケーション教室での学びが実生活に生かされていることを知り、私もとても嬉しく思いました。
また、「個別のセラピーでやっていたことをもっと集団的に教育で実現したい」という目的で始めた阿倍野コミュニケーション教室という活動が、段々とその目的を果たしていくことに成功し始めていることが本当に感激です。
コミュニケーションの変化は生きている現実を、驚くほど変化させます。
こちらのブログ記事でも、同様に受講生の変化を書いています。
⇒ 「
現実を動かすコミュニケーション」
大切なことは、私がセラピーでこれを起こすのではなく、受講生自身が自分で変化を起こせる人になることなのです。
一つ一つの悩みを解消するだけではなく、悩みを自ら解消できる人を育てること。
この教育をもっともっと広げていきたい。
そう思っています。
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