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セラピーを受けたい人は…
(心理カウンセリング)

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    本日は、ある自治体にてSNSカウンセリングを実施する相談員が受講するスキルアップ研修の講師をさせていただきました。

     

    一つの自治体ですが、そこで研修をお受けいただいた方々は、50名ほどおられました。

     

    国を揚げて取り組んでいる事業だけに、その規模感を肌に感じます。

     

    SNSカウンセリングスキルアップ講習講師後の上野大照

     

    ちょっと疲れた顔しておりますが、今日の研修講師を終えた直後の、会場となった梅田のビル近くで撮影したものです。

     

     

    ブリーフセラピーはSNSカウンセリングにフィットしやすい

     

    SNSカウンセリングには、一般的な他の心理カウンセリングと違う特徴があります。

     

    その一つは、名前も知らない相手に対し、すぐに相談が始まるということ。

    自分から名前を言う人もいますが、基本的には匿名相談なのです。

     

    SNSカウンセリング

     

    どのような問題を抱えているのか、悩みはどれくらい深いものなのか、自殺や他害のおそれはどの程度あるのかなど、相手がまるでわからない中で、基本的に文字だけで確認していけなければいけません。

     

    しかもLINEなどのチャット形式ですから、メールのように状況を長文で詳しく書いているものではなく、単発の短い言葉が連鎖することが殆ど。

     

    その意味では、深い話をするのに適した相談方法ではないのかもしれませんが、そこには大きな利点が存在します。

     

    圧倒的に他の相談方法よりも優れている利点。それが気軽さ(敷居の低さ)です。

     

    さらに10〜20代に至っては、生活の導線の中に「電話する」というものが殆どありませんので、どうしても悩みについて電話するというアクションは、不慣れなだけでなく、抵抗が強まります。

     

    見知らぬ相手が出るとしても、自分で電話して確認するというアクションは、現代の若者には通じないのです。

     

    これは若年層にコミュニケーションをちゃんと教育してこなかったというような、マイナス要因で捉えても無意味なもので、それだけ便利な通信手段(スマートフォン)を既に持ってしまっているわけですから、ある意味当然のことなのでしょう。

     

    2017年に、長野県がいじめに関する相談を受けるLINEアカウントを開設したところ、数日で電話相談の一年を超える相談数が来たというのですから、通信手段を若者側に合わせることの価値がどれだけ重要なのかがわかります。

     

    しかし、先に書いた通り、事実関係や心情を理解するまでに、わかりやすいわけでもない数十回のターンが必要とされる以上、効率が良いというわけでもありません。

     

    相談してくる側にすれば、できるだけ早く自分の気持ちを理解してもらいたいのは当然でしょうし、相談員の方では、相手の状況をできるだけ速く掴みたいは言うまでもありません。


     

    SNSカウンセリングは特殊なカウンセリング法が必要

     

    そしてこういった、「相手の状況を同時的に確認しつつ、相手の問題を解決していく必要のある相談」では、感情への視点が強い一般的な心理カウンセリングでは、あまり効果を得られないということもわかりました。

     

    それは、文字で行われるカウンセリングである為か、例えば相談者が「苦しいんです」と言ったとき、「そうか、苦しいんだね」と返しても、頷きや息遣い、相手をよく見ているなどの雰囲気が伝わらないことにより、「同じ言葉を繰り返されただけ」という印象が強まってしまうということもあるようです。

     

    対面や電話でのカウンセリングに慣れているカウンセラーであれば、敷居が低いメリットとは逆に、一回の対話に多くの情報を乗せられないジレンマが生じがち。

     

    実はこのSNSカウンセリングを実現していこうとする前段階で、「こんなことをやろうと思うんだけど、どうか」を声をかけられました。

     

    既に私が、「今どんな気持ちでいるのか」という視点だけではなく、「本人の周囲に何が起きているのか」を把握し、それを解決に生かそうとするブリーフセラピーを主な手法としたよるカウンセラーであることを、知っていただいていたからなのかもしれません。

     

    これはとても光栄なことで、この仕組みづくりの初期段階、デモカウンセラーとして最初にお声掛けいただいたうちの一人が私でした。

     

    朝日新聞に掲載された上野大照によるSNSカウンセリングのイメージ

     

    このスクリーンショット画像は、当時朝日新聞で掲載されたもので、実際に外からスマートフォンで相談をしてみる実験に使われたもの(架空事例)です。

    私のアカウントをそのまま使っての試用だったこともあり、一時的に私の名前で公表されました。

     

    今でもこちらのコピー記事では、ニュースとして読むことができます。

     

    LINEでいじめ相談 大津市で試験導入 「全国に広めていきたい」(ハフポスト)】

     

    当時、まだどこの自治体も始めていなかったものが、国でも2億円という予算がつき、2年という短期間であっという間に全国展開されるようになったのは、それだけ時流だったのだろうと思います。その背景には、SNSによる事件が目立ったことや、LINE社のスタッフを始め、京都大学の杉原教授や宮田専任講師を中心にSNSカウンセリングの学術的な観点を早急にまとめてくださったこと、情報法制研究所などが文字データの解析を急いでくださったことなどで、さらに多くの人と熱意が結集し、SNSカウンセリングの有効性が証明されたことなどがありました。

     

    試験運用から約1年後には、全国でSNSカウンセリングを始めた13団体、この制度運用を支持くださった国会議員、関係者一同が集まって最初のSNSカウンセリングシンポジウムが開催されました。

    そこではパネラーも務めさせていただき、当時こちらのブログで内容を紹介しています。

     

    SNSカウンセリングシンポジウムでパネラーとして語る上野大照

     

    SNSカウンセリングシンポジウムにてパネラーをさせていただきました

     

     

    悩みを早急に解決する為に

     

    さきほどから触れている通り、SNSカウンセリングでは、相談者が「何を思っているのか、どういう気持ちなのか」ということに、時間をかけ、徐々に問題の本質にたどり着いていこうとすること自体に、時間的にも感情的にも、難しい場合があるようです。

     

    特に若年層の相談の場合、気持ちの整理よりも、現実の状況を詳しく知ってもらって、具体的なアドバイスが欲しいというニーズもある為、余計に「気持ちじゃなくて、状況を理解してほしい」という声もあります。

     

    そこに対応するとしたら、状況さえわかれば、あとは有効な考え方を示唆したり、本人の解決への行動を促すなど、具体的なアドバイスをするのが現実的です。

     

    誰かに相談してみるとか、親との話し方を提案するとか、友だちとの関係をどうやって修復するのか、勉強法の伝授など、やることは様々。

     

    ただ、ここで共通するのは、いじめなどの厳しい状況であっても、相談者は殆どの場合、教育委員会などの強制的介入を好まないということ。

     

    あまり派手なアクションをとられると、本人たちもその後がどうなるのか、不安になるようです。

     

    ある意味匿名性を維持したい理由もその辺りにあるのではないでしょうか。

     

    だからこそ、必要になるのが、本人が自分の力で動けるように、心理的な力を与えてあげるということ。

     

    心理的な力とは、ちゃんと深く自分で考えている賢明さ、他人想いの誠実さ、状況に負けない強さや勇気などです。

     

    こういう部分について、本人が自分の力を自覚できるようなやりとりなしでは、明日学校に行って、またはこれから親と話し合うなどのアクションがとれません。

     

    こういったことには、先ずは強すぎる孤独から脱し、誰かと共にチャレンジしていこうとするだけの自己効力感自己有用感が前提として必要になる筈です。

     

    孤独と絶望の中で、何かができる気がするなど、ありえません。

     

    このことに、僅かでも希望を見出し、最短の速度でたどり着けると言われているのが私が得意とするブリーフセラピーです。

     

    ブリーフとは短期という意味であり、ここでの短期を私なりに解釈するなら、本人が何か新しい希望を見出すまでの時間のこと。

     

    希望をつくりだす条件は、今抱えている問題がどんな内容で、どれほど苦しいのかということ以上に、本人はどんな能力を持ち、どんな強みがあるのかを、共に発見していこうとする助言者の姿勢と技法にあると思います。

     

     

    SNSカウンセラーになるには

     

    どちらにしても、自治体での相談を受けたりする為には、SNSカウンセラーの資格を取得する必要があります。

    それは全国SNSカウンセリング協議会の傘下にある団体での研修を終え、資格者として登録することになります。

     

    私も所属している関西カウンセリングセンターでは、受講対象者であれば10日間でSNSカウンセラーの資格取得が可能な講習を実施しています。

     

    直近の講習詳細はこちら↓

    19-221「SNSカウンセラー養成講座」10日間コース(11月開催分)
    《全国SNSカウンセリング協議会認定プログラム》 
    ※キャリアコンサルタントや社会福祉士、精神保健福祉士の方がSNSカウンセラーの資格を取るための講座

     

     

    上記の講座は私が講師ではありません。私は既にSNS相談の現場で取り組んでいる方向けに、フォローアップ講師としての役をいただいておりますので、資格取得の為の学びとは違います。ただ、そういったスキルを高めたい方に対するトレーニングは小さな事業として講座を提供しております。

     

    こういった技能提供という意味で、こちらの講座(全12回)を一度覗いてみていただければ幸いです。

     

    心匠セラピスト養成講座

     

    現在13期が進行中ですが、10月14日(月・祝)にChapter1〜6を速修で補講し、後半のChapter7から始められる後期受講生(14期Chapter1〜6まで継続受講が可能)を追加枠として2名だけ募集しております。

     

    こちらは私が主宰するカウンセリングサロンでの開催の為、小規模での募集となっておりますが、私が直接講師として担当させていただく授業をご希望の方は、どうぞお問合せフォームまたはLINE公式アカウントからお声掛けください。

     

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