こんにちは
大照です。
元々医学の発端は、
人全体にある問題を見つめ、それを癒すものという発達を
してきたそうです。
でもそれが、眼鏡屋だったヤンセン父子が、顕微鏡を
発明し、ダ・ヴィンチがそれを使い、流行になるに
したがって医学へと利用されるようになり、病とは
人全体の問題なのではなく、部分の問題なのだという
発達段階に入っていきます。
もちろん医師(医学研究者)達も部分だけの問題では
ないことを承知だったはずですが、心というとりとめの
ないものを研究するよりも、画像で診断していける
解剖研究へと向かうこととなり、主体が部分を解明する
方に行ってしまったんですね。
そして更に人と同じ哺乳類の動物実験によって根拠を探る
方向に行ってしまったので、言語能力を持った人間が
持つ「ストレス」について軽視されたまま進んでしまった。
それにより医学は大発展を遂げたので、もちろん素晴らしい
ことだと思います。
しかし、動物には言語がなく、それは脳の構造が証明してます。
言語(微細な感覚を表現する能力)は大脳新皮質が
担っていて、それは人間以外の動物には殆どありません。
言語がないと、生理的欲求に対するストレスはありますが、
複雑な人間関係などのストレスはありません。
人は「言葉」という自由と、「諸刃の刃」の両方を持って
しまったんですね。
つまり言語(内面、対人のコミュニケーション)については
扱わず、画像上の健康を重視するように発達した。
これは自然な流れだったのだと思います。
さらに先進国は世界中で戦争をしていましたから、そのために
感染症と外科治療に強い現代医学が伸びたのも自然なことです。
話は変わりますが、その「言語」がないと行えない治療法も
あります。
それは、
「催眠療法」
言語によって自己暗示にかかるために、効果が出ます。
逆に考えると人はみなある自己暗示にかかっています。
それを「信念」と呼んだり、「アイデンティティ」と
呼んだり、「フレーミング」と行ったり、「自己概念」
と言ったり、業界、分野によって呼び方は様々。
その内容もまた人それぞれ。
どんな暗示にかかっているのかを見抜き、効果的な暗示に
書き換える。
成績がとてもいいセラピストも医師も、その他治療者も
実はみな、意識的か無意識的かは別として、その暗示が
うまい人達です。
ならばその言語(つまりコミュニケーション)について、
専門に学び、それを医学に活かせばいい。
人である以上、人にあった医療が確立される必要があると
思う次第です。
私はそんな観点を持つ代替医療セラピストで在ろうと
思っています。
JUGEMテーマ:
現代医療について考える