今日はセラピスト向けの記事です。
セラピーに重要なのはアウトカム設定
セラピーにおいては、クライアントがどのような
アウトカム(理想状態)を描き、期待しているのかが
とても大切です。
そこで良く私が聞く質問はこうです。
「何の制限もなかったら、どう成りたいんですか?」
しかし、そう聞いたからと言って、なかなかに
答えられないこともしばしばあります。
「理想を自分で描けてたら、こんなに悩んでません。」
なんて言われたりもします。
それもまたごもっともな話です。
通常は、こんな風には自分で目標を立てられないのです。
「奇跡の質問」
ということで、私がよくやるのは
「奇跡の質問」
です。
これは私が実はブリーフサイコセラピスト森俊夫さんの
モデルを真似ていたつもりだったのですが、最近になって
私独自のものだということに気付きました。
それは意識を現代催眠状態に導いてから行うもの
なのです。
ミルトン・エリクソンを学んだ人なら変性意識と言えば
わかっていただけますかね。
ゾーンとも言える領域です。
やり方としては、会話だけで先ず意識とも無意識とも
言えない状態に導きます。
これは約1分。
そしてその後の決まり文句。
「貴方が夜寝ている間に奇跡が起きて、問題が解決
してしまっていた。
貴方は一体何に気づいて、その問題が解決したと
知ったのでしょうか。
貴方の周りの人は、貴方の問題が解決したことを
どうやって知ったのでしょうか。」
こんな意味合いの言葉です。
こんな言葉なので、意識が通常通りだと、何だか
意味不明です。
でも変性意識状態だと、なんだかそれがわかって
しまったりするのです。
ここで使う会話の王道はエリクソンが使った
「ミルトン・モデル」
この会話法についても、詳しく
TTS新カリキュラムで
扱っていきます。
私は独自に、この奇跡の質問を、
「トランスアウトカムクリエイション」
と名付けて多くの人に広めたいとか思っています。
しかし、このアイデアを聞いただけでできてしまう
方もいらっしゃると思いますので、どうぞ私の
アイデアだと思わずにお使いください。
発表解禁になりますから、ご注目くださいませ。
かなり内容が増した充実の新カリキュラムに
なっておりますから。
お愉しみに☆
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