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- 2020.10.17 Saturday
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さて、今夜の気づきの算数授業は、「どちらをやっても変わらない」という式をやります。
※前回の授業はこちらをご覧ください。「問題視しないという問題」
人が何かに悩むとき、それは何かをやるのか、それともやらないのかという二者択一の中に囚われてしまっていることが多いものです。
人生には、今このままのことをやっていても、未来は望ましくないというときがあります。
仕事や夫婦、家族、友人などとの繰り返す関係、目標を追いかけること、などなど数え上げればキリがありません。
そういうとき、今やっていることを A としてみます。
これを方程式にすると、こうなります。
A(今やっていること:式) = 望ましくない未来(答)
では次に A をやることは望ましくないわけですから、A をやめることにしてみると、方程式はこうなります。
A − A = 0(何も変わらない、または欲しい未来はそこにはない)
やっていることをやめるというだけでは、この算数では変えることができないということになります。
これは群数という、数学的哲学の中で明らかになるものです。
やっていることをやめるだけでは、望む未来(今やっていることの継続とは違う未来)は手に入らないということになるわけです。
例えば、今やっている仕事が楽しくないとすると、仕事をやめることが人生を楽しくさせるわけですよね。
仕事のやり方を変えるのか、新しい仕事を手にするのか、仕事をしないでも生きていける別の方法を模索するのかというような選択肢を見つける必要があります。
続いてしまっていることを変化させたいとき、それはやるかやめるのかという二者択一ではなく、どう変化させるのかを考える必要があるわけです。
そしてその変化をさせる方法は、A でも −A でもないものを選ぶ必要があります。
禅の教えに、師が弟子に向かって言った有名な公案(問い)があるのですが、
「これを杖と言うならお前は肯定している。これを杖でないと言うならお前は否定している。肯定も否定も越えてこれを何と呼ぶか?」
というものです。
望む未来は、いつも二者択一の中ではない、第三の選択肢にあるわけですね。
二つに悩んでしまうとき、それは自分が悩みを続ける構造に入ってしまっていることに気づき、それとはまったく違う選択肢を見つけるアイデアを模索してみましょう。
今晩の気づきの算数、わかりましたか?
また時々このシリーズも書いていきたいと思います。
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