前回までのブログにて、自分らしい人生を生きる為には、人間関係が濃く関係していると書いてきました。
その中では、応援してくれる人が居るからこそ変化していけるとも書きましたが、今ある人間関係がネックになって変わることができないことも書きました。
※まだお読みでない方は、ここまで書いた記事グループ「
人生を変える為に必要なこと」をご覧下さい。
そして今回は、
「人生を変化させる = 自分らしく生きる」
ということの弊害となってしまう、周囲との人間関係対処法について書いていこうと思います。
【自分らしく生きるとは?】
自分らしく生きるというのはどういうことなのでしょうか。
人は誰でも、心の中にこんな風に生きていきたいというものを持っています。
それは必ずしも明確な夢や目標という話ではなく、
「我慢せずに生きていきたい」という意味です。
誰にも気を遣わず、
思う通りに生きていきたいという言葉でも良いと思います。
しかし、
前回書いた通り、自分というキャラクターは今所属している人間関係(家族や会社、友人関係など)と一定の距離感を保って維持していますから、そう簡単に変化できるものではありません。
「私、本当はそんな人間じゃないのに」
というような言葉はよく聞きますが、そんなことを心に思ったとしても、実現できないことが多いのです。
だとすると、
「今の居場所から旅立たない限り、新しい人生は手に入らない?」
のでしょうか。
そんなことは決してありません。
しかし、今の居場所は自分がその居場所に相応しいキャラクターで居続けているからこそ維持できているということを、念頭に置いておくことがとても重要です。
【「今の状況」とは、周囲からの期待】
この世界は何を実現しようにも、今の状況を理解せずに計画を立てては、やることすべてが無意味になってしまいかねないところ。
私は
人間関係の専門ですから、これをお読みいただく方に是非とも留意していただきたいのは、
先ず、
「今の状況 = 今抱える人間関係」
ということです。
これはもう少し突っ込んで言えば、
「今自分が向けられている期待」
と言っても良いと思います。
勘違いのないように、この
期待という言葉の定義をしっかりとしておきたいと思いますが、ここで言う期待とは、あくまで周囲の方が「意識的に思っている期待」ではありません。
では何なのかと言うと、
「貴方にそのままで居てほしい」
という期待です。
【そもそも人は変化したくない?】
こういう表現をすると何か違和感を感じるかもしれませんが、人には現状によっぽどの不満を持たない限り、変化したいものではありません。
それは生命原理から予測すると、
「変化 = 危険」
を意味するからだと言えるように思います。
それはどういうことかと言いますと、
今までにわかっていることは、何か起きたとしても、対処法がわかっていますから、基本的には安全です。
しかし、未知の事態を迎えるとすれば、何が起こるかわからないわけですから、対処法もどうなるか予測できません。
私は生命の目的を単純に、
「生命の維持」
だと捉えて居ますから、生命が維持できなくなるかもしれない「変化」というものを、自らは望まないだろうと思うわけです。
そして
前回の記事で書いた通り、周囲の人間がそのままで居られるのは、
自分がそのままで居続けているからです。
【貴方の変化は他者の変化まで強制する】
つまり、
自分が変化するということは、
「周囲の人間に変化することを強制する」
ということになります。
貴方が変化したとすると、結果として関係している誰かにも変化を求めたことになってしまうわけです。
例えば、
貴方がとても気の弱い感じで、自分では何も決められない人だったとします。
すると周囲の人は、貴方の決断を促す為にいつも補助的な説明する役割を持っていたり、いつも決断を自分でするという役割を持っているのが予測されます。
レストランでメニューを選ぶときなどはどうでしょうか。
貴方は何か欲しいものはあるが、いろいろと迷っている。
貴方のパートナーは、
「これにする?それともこれにする?」
などと選択しやすいように、説明付きで勧めてくるでしょう。
それでも決められない貴方が居ると、
「もうこれが良いんじゃない?」
などと決断を促すことまで始めるかもしれません。
そんな貴方が、決断力のある強気で前に出るタイプの人間に急に変わったとしたら、貴方のパートナーはどうなるでしょう。
貴方に優しく説明することや、決断を促すことで得ていた自分の
「役割」を失いかねません。
人は自分の
存在価値を、自分の役割と共に認識しているところがあります。
つまり、役割を失うと、自分が何者かわからなくなるのです。
このことを貴方の変化ということで話を繋ぐとこうなります。
「貴方が
別の何者かになる = 貴方のパートナーは
別の存在になることを強いられる」
というわけです。
貴方は貴方が望んだ方向へ変われば問題ありません。
しかし、貴方のパートナーは、貴方が変わってしまったので、それにフィットする何かにならないといけないのです。
しかしもそれは、強制的に変化を求められてしまったという理由で…です。
だからこそ人は、周囲の人間が変化することを望まず、変化しようとしても、
「お前に変わってもらうわけにはいかない!」
と強制的に変化しないことを求めてきます。
こんな普段であれば気づきもしない、人間関係という堅い拘束システムに、変化を妨げられているのが実際なのです。
次回はそんな貴方を縛ってしまう人間関係システムの仕組みに沿った、
実際的変化の方法について、書かせていただこうと思います。
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