以前にも書かせていただいたことがありますが、心理カウンセリングを民間で仕事としていくのは中々に大変です。
何よりも難しいのは継続して入り続けてくれる新規顧客の獲得。
多くの民間心理職がここに悩みを抱えています。
そしてその為にも必要なのは
知名度と
実力です。
民間というのは、公的機関や病院などの会社に守られた存在ではありませんから、自分の腕でその二つを示し続けていかなければいけません。
もちろん、わざわざ就職せずに民間カウンセラーを続ける必要はありませんが、そうしなければならない人たちが居ます。
それが心理職の資格取得という壁の高さを感じる人々です。
通信講座で誰でも受講すればとれる程度の民間心理資格は山のようにありますが、
国家資格に並ぶ認知度を持つものは現状臨床心理士くらいです。
平成29年度には新たに国家資格として
公認心理師が稼働することとなりましたが、こちらは
大学院へ行かなければとれないというハードルが民間で取得する難しさを上げています。
そういった人々に
朗報とも言えるもう一つの国家資格制度が、この4月から始まることになりました。
それが
「キャリアコンサルタント」
キャリアという言葉は仕事ばかりを意味しそうな気がしますが、現代のキャリアという言葉は「
ライフキャリア」という言葉の短縮語として扱われ始めており、生きる上での役割をどうやって実現し、より豊かにしていくのかということを意味しているようです。
つまり、心理的に大きな問題を抱えていなくても、誰であっても生きる上での相談を専門的に受けられる国家資格ということになるでしょうか。
私が役員を務める団体でも、キャリアコンサルタントの更に熟練(上位)資格である
2級キャリアコンサルティング技能士対策講座を開始しています。
一度内容をご確認下さい。
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キャリアコンサルティング技能士の講座を大阪で開催