一定期間更新がないため広告を表示しています
- 2020.10.17 Saturday
- -
- -
- -
- -
- -
- by スポンサードリンク
来月から自分が主宰しているセラピスト養成コースの7期が開講する
毎度、この時期に思うこと
受講が決まっている人はまだ僅かだけれども、今改めて自分がセラピストを育てるということについて、その気持を書いておこうと思う
セラピストという仕事が最終どこに辿り着くのか
そう考えるとやっぱり、
『セラピーなんて要らない世の中を造ること』
ということになると思う
そもそもセラピストってどういう人を言うんだろうか
人が幸せになる為の相談相手
と呼べば良いのか
しかも自分が養成したセラピストという職業の人は、それでお金を儲けることになる
もちろん、セラピストを職業とするのかどうかは、私が決めることではなく、受講者自身が決めること
プライベートな領域でのみセラピーのスキルを活用されることももちろん良いし、それを止める気もない
実際、そうやって受講いただいた方も数名いる
しかし、授業内容はどちらかと言えば、プロのセラピスト向け
最近は学術団体の役務をいただくようになり、プロのカウンセラー相手にトレーニングも担当させていただけるようになった
そうすると余計に、『ある思い』が強くなった
それは『本物がとても少ない』ということ
こんなことを言うと、自分はどうなんだと言われてしまうかもしれないけど、高い意識でプロとしてのトレーニングや研鑽をし続けている人は少ないように思う
人の幸せに責任を持つべき仕事なのに、これで本当に良いのかと思わされる
同じことをスポーツ選手がやったらどうなるだろうか
柔軟性や筋力なんて、鍛錬を怠ったらすぐに衰える
だとすると、途端に引退を迫られるだろう
相談業であっても、やはり技は研ぎ澄ませていないといけないし、心の鍛錬はもっと重要
『セラピストに求められる資質』とは何か
受容力、対話力、発想力、責任性、誠実性などなど
どれも高いものが問われていると思う
しかし、プロとして現場を持つ人のどれくらいが、その一定ラインを越えていると言えるのだろうか
心の鍛錬という意味で、自分の心の内側を見ることを怠ると、『転移』という恐ろしい症状に取り込まれる
転移は相談者を身内のように捉えてしまい、依存させてしまったり、自分が依存してしまったり、恐れたり、恋をしてしまったり、過度に大事にして関係を乱したりする
これは精神分析という分野が大切にしている概念
私も重要だと思う
相談者に振り回されるセラピストなんてどうしようもない
次に、問題を解決させる技術
主に人間関係の調整方法や、思い込み解除の方法、新しい行動の促進など
これだって具体的な技術が山のようにあるが、多くのカウンセラーが運任せのテキトウな相談業をやっている
自分自身、未だ全然満足のいかないカウンセリングをすることはある
自己評価では40点くらいのときもある
それは主に、相談後、相談者の人生に力強い一歩が始まるとは思えないとき
こんなことがあるからこそ、自分の鍛錬も研鑽もやめるわけにはいかない
セラピストは人の幸せに責任を持っている職業
そんなものが仕事として成立していいのかと、自分で疑いたいときもある
でも、だからこそ、高い責任性を持ち続けられる自分でいたいし、そういう人を育成したい
そしてここまでの得た知見を他の人に生かしてほしい
今、思いの丈を書いてみるとこんな感じ
出るに任せて気持ちを書いてみた
そんな本質的なセラピストのトレーニングを受けてみたいという人
是非来てほしい
JUGEMテーマ:目指せ、セラピスト