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- 2020.10.17 Saturday
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私が主宰している心匠セラピスト養成講座から、心匠セラピスト資格認定者が新たに4名誕生いたしました。
昨日は、6ヶ月の学びの打ち上げと資格認定を祝う懇親会。
そこでの対話が、心を学ぼうとする人とは、こんな人なんだと、改めて思わされる話だったので、ブログでシェアさせていただこうと思います。
それぞれがお酒は飲めるのか、ここの料理はどうかなどの話が一通り終わり、何故私がブリーフセラピーに傾倒することになったのかという経緯など、質問されるがままにお伝えすると、自然とここに居る一人一人が、これまで何を想って生きてきたのかという話になりました。
ある人は生い立ちからの袂別、ある人は自分の美意識、またある人は常識だと思われてきたカウンセリング法への疑問などを語られます。
さらには現職の会社に勤めることになった経緯や、これからどう生きていこう思っているのかということ、漫画や物語で言うならこんなキャラクターが何故か好きだというような話も登場。ついには自分が人間が好きでたまらないんだということを話すシーンまで。
そんな自分がどうしてここに居るのか、何故こんな巷で高名なわけでもないとある心理探求者からの学びを、わざわざしようと思ったのか。
全員が語ってくれました。
こういった話を聞いていて、私が感じたこと。
それは、皆、どうして常識だと言われているものに囚われなければならないのか、この世界は何が動かしているのか、本当に面白いものは何なのかといった、自分の内側から出てくる疑問に忠実な人たちなのだということでした。
これはスピリチュアルを標榜する人たちとも、どこか違う気がします。
もちろん、特にそういった方々を否定するわけではありません。
ただ、スピリチュアルを標榜する人たちは、何か自分が変われるような、新しい力や世界を期待しているようなところがあるように、私には感じられています。
それが悪いということはありません。自然な欲求です。
ただ、ここに集まっている人たちは、変わりたい、何か新しい力を得たいといった、そういう感じとは少し違うのです。
その欲求の中心は、知りたい、探求したい、答えを出したい、そしてそれが誰かの役に立つものであると信じたい。
そういう人達。
そして企業人として、家族として、起業家として、どれも世間一般で信じられていることに疑問を持つ人達。
誰かの教えではなく、内なる想いに従い、興味に身を任せてみたいと願う、自身の内側に対して誠実な人達なんだと。
ある意味、主宰している私自身、この講座に集まる人達がどんな人達だったのか、初めて知ったようにも思います。
そんな学ぶことへの動機が、心理学一般や全体ということを意味するのかどうか、私にはわかりません。
ここに集まってくれたごく数名が示すだけの属性なのかもしれません。
しかし、こういった人たちがここに居るという縁は疑いようがありませんし、そこにはとても不思議な力を感じました。
何か集うべくして集ったのだと…。
以下には、今回心匠セラピスト資格が認定された4名について、ご紹介させていただきます。
一人目は既にものづくりサロン「VIVI AN」のオーナーとしてご活躍だった
白川 晴美 (Harumi Shirakawa)さん。
TCカラーセラピストでもあり、その養成講師もされておられました。人のお悩みを聞く場面も多く、解決技法をもっと磨きたいという一心から受講を決意されたそうです。
既にセラピストだったということもあり、安心できる雰囲気の中で、現実的に悩みを解決していく技法の飲み込みも速く、今後のご活動に加味していかれるとの決意も聞かせていただくことができました。
白川晴美さんのご情報は、こちらからもご確認いただけます。
カルチャー・スクール「VIVI・AN(ヴィヴィ・アン)」
もう一人は舞踏家・自由人としてご活躍の
神末 結衣 (Kamisue Yui)さん。
ご家族の死からご自身の生き方を模索され、そこから手に入れた舞踏家・自由人という立ち位置から、生き方をサポートされ、各業界の方々をメンターとして導いておられます。
心匠セラピスト養成講座には、上野大照の「問題を見つけてそれを直して行こうとすることよりも、悩みの中には既に本人の隠れた宝物があり、それを対話によって見つけていこうとする姿勢」に共感いただき、受講を決意されたそうです。
資格付与の際には、この思想と能力が理解・確信できたことの価値を、晴れやかな面持ちで語っていただけたのが、とても印象的でした。
宮本 良久さんはご自身の職業・家族を重視しつつも、人間心理を深く知っていくことが、今後の人生に役立つ筈とのことで受講されました。
人間関係とは何によって出来上がっているのかを、深く理解され、今後の人生にどう生かしていかれるのかを考察されています。
日常的な出来事を、問題解決という視点から見たら、どのような見立てが必要になるのかを普段から気にしておられ、それがいつも講座に実践的な価値を与えて下さいました。
青木崇浩さんは、長く勤められた会社から、専門技能を持つ心理カウンセラーを目指し学びを深めておられる中で、その技能獲得の一つとしてこの講座を受講いただいたようです。
キャリアチェンジは、近年のキャリアコンサルティングでも「人生において重要なテーマ」であり、人の悩みの代表的なものでもあります。そのことについて、諦めず一つひとつを実現していこうとする姿勢に、いつも皆が影響を受けました。
カウンセリング技法だけでなく、その取り組み方で得た「自分がどう生きるのか」という学びが、また今後支援する人たちにも影響を与えていくと思います。
どの人もその知識・技能を査定する学科・技術審査を経ての認定。
免許はあくまでこれからの実践をスタートする意味合いでもありますが、ここからより一層実践的な実力をつけた後、新しい社会的立ち位置を手に入れていっていただけることを信じて疑いません。
今抱える現状や常識に疑問を感じつつも、どこかまだ見えない何かをお持ちの方は、次のイベントと講座について、一度ご覧下さい。
私、心匠こと上野大照のセラピーライブ(公開カウンセリング)、次回は10月27日(日)14〜17時。
(詳細は次の画像をクリック)
私が主宰する心匠セラピスト養成講座も、1名限定で、10月より後期受講を受け付けています。
現在13期が進行中ですが、10月14日(月・祝)にChapter1〜6を速修で補講し、後半のChapter7から始められる後期受講生(14期Chapter1〜6まで継続受講が可能)を追加枠として2名(更新中にお申込みがあったので残り1名)だけ募集しております。
こちらは私が主宰するカウンセリングサロンでの開催の為、小規模での募集となっておりますが、私が直接講師として担当させていただく授業をご希望の方は、どうぞお問合せフォームまたはLINE公式アカウントからお声掛けください。
ブログの活動報告とは違い、メルマガでは日常に役立つ心理知識などをお伝えしています。無料です。どうぞご登録下さい。
JUGEMテーマ:心理学
心理カウンセリングとは、そもそも守秘義務という秘密を守る約束が前提となっている相談。
本心を語る為には必須となるのが、このルール。
しかし、その方が実際に心を癒やす為に効果的なのかどうかは別のこと。
今回は心理カウンセラーとして、公開でカウンセリングを見せるようになり、13回という回数をこなしてみたことによってわかったことを書いてみようと思います。
先ず一つ、明確に言えることは、想像していたものとはまるで違うリアリティが、そこにあったということ。
実は当初の開催目的の一つとして、「私が主宰するセラピスト養成講座の受講生に、実際のカウンセリングを見せてあげたい」ということがありました。
だからこそ私は、自分が教えている技能を、言っている通りに使うものだと思っていたのです。
ところが実際は随分違いました。
生の相談がそこで行われる以上、そこで使われる技法も生ものです。
特に、自分でやってみて思ったこととして、私のカウンセリングを録画して見てみると、話し始め、事実関係の掌握に時間を多く使っているということがわかりました。
私は心理カウンセリングの中でも、ブリーフセラピー(短期療法)という手法を扱うのが専門です。
この手法は、短い時間で解決できることが特徴で、そのため、対話も短いものである筈です。
そしてその間、相手に対し十分に、貴方が異常なわけではないこと、貴方は既によく頑張っていることをなどを伝えるように指導しています。
しかし実際には、相談者にそういうメッセージを伝えるに当たって、それが実感を持って言えるところまで、事実関係の掌握を優先していました。その時間は案外長いのです。
もちろん、結果としてそういったメッセージは伝えますが、自分の中にそのリアリティが深く整ってくることを、私自身、とても重視しているのだということがわかりました。
そしてそういう個人対個人のカウンセリングという点とは、違う効果も感じるようになりました。
セラピーライブは、聴衆がいる公開カウンセリングです。
その意味では、秘密の部屋という壁の内側で、守秘義務が守られている空間とは、随分意味合いが変わってきます。
その一つは、相談者にとって、悩みを多くの人に打ち明けることになるという側面があること。
相談内容については、参加者に守秘義務を守っていただくように、毎度アナウンスしています。
そうでないと、相談者は安心して相談できません。
しかし、どちらにしても、相談内容を私に伝えるだけでなく、聴衆に伝える意味合いも帯びています。
そういった意味では、思っているままを集団に伝えるという勇気が問われることになってしまうのです。
そして実際に徐々に話しが解決して中には、聴衆が暖かな目で見守ってくれていることもわかります。
それが、自分は一人ではなく、この相談を聴く人たちにも守られているんだという実感が湧くようなのです。
つまり、私一人でカウンセリングしているのとは違う、より大きな人を癒す力が働くことがわかりました。
公開カウンセリング終了後のカフェタイムでは、それぞれに今の相談について、本人を力づけようとしている姿が見受けられます。
相談者自身も、「自分はこのことを言えた。そして解決に向かって自分の足で歩むんだ」と自信にも似た感覚を持つことがあるようなのです。
そしてもう一つ、これこそがセラピーライブの持つ力なのだと気付かされることがありました。
セラピーライブをやり始めた初回から起きていたもう一つのこと。
それは、最初の相談内容とその解決への対話が、次の相談と関連しているということでした。
公開カウンセリングでは、毎回3〜5件の相談をお受けしています。
2回目、3回目となると、既に前の回で見いだされた解決アイデアが、次の相談内容に関連している為、相談者自身から、もう解決したというような発言が出てくるのです。
そしてそれは、聴衆となっている参加者達が抱える諸問題にも関連します。
ある時、これからの選択に悩む相談者に私が言った言葉がありました。
それは、「選択しないという選択」という表現。
その瞬間、全員がノートにその言葉を書いていたと、その場をマネージメントしてくれている家内が後で伝えてくれました。
このこと一つをとっても、ある相談者の悩みは、そこにいる人全員に関係するのです。
更にそのことが、休憩時間や後のカフェタイムで、違う現象すら起こしていることもわかりました。
それは、相談を見ていた人たちが、「あの相談は、私の悩みにも関係してた。相談してくれてありがとう!」と声をかけているのです。
相談者は、自分の相談が役に立ったことを知ることになるという、こちらも全く想像していなかったことが起き、それによってご自身の自己有用感が増す。
勇気を振り絞って自分の悩みをさらけ出す。
それが結果として、その相談を聴いている人の役に立つ。
そういった、単一の悩みと解決だけではない、人を癒やす連鎖が起きていたのです。
今、心理学では、この自己有用感がとても重視されてきています。
当初、カウンセリングは自己受容がテーマでした。
悩む自分であっても、それで良いじゃないかと、先ずは自分を受け入れるわけです。
これは悩みの入り口として、とても重要なこと。
次に、この社会に対して自分には何かできる力があるのだと知る必要があります。
これが自己効力感。
こちらも大変重要です。
この社会に対し、自分が立ち向かったり、達成、成就していくだけの強さや勇気、賢明さや深い愛情のことです。
しかし、この二つに欠けているのが、自分のやっていることが、誰かの役に立ったり、誰かに認められるという実績。
それを体感することを自己有用感と言います。
自己受容、自己効力、そして自己有用感。
それこそ、私もカウンセリングを通じて手に入れていただきたいもの。
私個人という力を越えたセラピーライブイベント。
できれば一度お越しいただけたら幸いです。
次回は10月27日(日)14〜17時
詳細は次の画像をクリックして、ご確認ください。
私が主宰する心匠セラピスト養成講座も、2名限定で、10月より後期受講を受け付けています。
現在13期が進行中ですが、10月14日(月・祝)にChapter1〜6を速修で補講し、後半のChapter7から始められる後期受講生(14期Chapter1〜6まで継続受講が可能)を追加枠として2名だけ募集しております。
こちらは私が主宰するカウンセリングサロンでの開催の為、小規模での募集となっておりますが、私が直接講師として担当させていただく授業をご希望の方は、どうぞお問合せフォームまたはLINE公式アカウントからお声掛けください。
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JUGEMテーマ:カウンセリング
本日は、ある自治体にてSNSカウンセリングを実施する相談員が受講するスキルアップ研修の講師をさせていただきました。
一つの自治体ですが、そこで研修をお受けいただいた方々は、50名ほどおられました。
国を揚げて取り組んでいる事業だけに、その規模感を肌に感じます。
ちょっと疲れた顔しておりますが、今日の研修講師を終えた直後の、会場となった梅田のビル近くで撮影したものです。
SNSカウンセリングには、一般的な他の心理カウンセリングと違う特徴があります。
その一つは、名前も知らない相手に対し、すぐに相談が始まるということ。
自分から名前を言う人もいますが、基本的には匿名相談なのです。
どのような問題を抱えているのか、悩みはどれくらい深いものなのか、自殺や他害のおそれはどの程度あるのかなど、相手がまるでわからない中で、基本的に文字だけで確認していけなければいけません。
しかもLINEなどのチャット形式ですから、メールのように状況を長文で詳しく書いているものではなく、単発の短い言葉が連鎖することが殆ど。
その意味では、深い話をするのに適した相談方法ではないのかもしれませんが、そこには大きな利点が存在します。
圧倒的に他の相談方法よりも優れている利点。それが気軽さ(敷居の低さ)です。
さらに10〜20代に至っては、生活の導線の中に「電話する」というものが殆どありませんので、どうしても悩みについて電話するというアクションは、不慣れなだけでなく、抵抗が強まります。
見知らぬ相手が出るとしても、自分で電話して確認するというアクションは、現代の若者には通じないのです。
これは若年層にコミュニケーションをちゃんと教育してこなかったというような、マイナス要因で捉えても無意味なもので、それだけ便利な通信手段(スマートフォン)を既に持ってしまっているわけですから、ある意味当然のことなのでしょう。
2017年に、長野県がいじめに関する相談を受けるLINEアカウントを開設したところ、数日で電話相談の一年を超える相談数が来たというのですから、通信手段を若者側に合わせることの価値がどれだけ重要なのかがわかります。
しかし、先に書いた通り、事実関係や心情を理解するまでに、わかりやすいわけでもない数十回のターンが必要とされる以上、効率が良いというわけでもありません。
相談してくる側にすれば、できるだけ早く自分の気持ちを理解してもらいたいのは当然でしょうし、相談員の方では、相手の状況をできるだけ速く掴みたいは言うまでもありません。
そしてこういった、「相手の状況を同時的に確認しつつ、相手の問題を解決していく必要のある相談」では、感情への視点が強い一般的な心理カウンセリングでは、あまり効果を得られないということもわかりました。
それは、文字で行われるカウンセリングである為か、例えば相談者が「苦しいんです」と言ったとき、「そうか、苦しいんだね」と返しても、頷きや息遣い、相手をよく見ているなどの雰囲気が伝わらないことにより、「同じ言葉を繰り返されただけ」という印象が強まってしまうということもあるようです。
対面や電話でのカウンセリングに慣れているカウンセラーであれば、敷居が低いメリットとは逆に、一回の対話に多くの情報を乗せられないジレンマが生じがち。
実はこのSNSカウンセリングを実現していこうとする前段階で、「こんなことをやろうと思うんだけど、どうか」を声をかけられました。
既に私が、「今どんな気持ちでいるのか」という視点だけではなく、「本人の周囲に何が起きているのか」を把握し、それを解決に生かそうとするブリーフセラピーを主な手法としたよるカウンセラーであることを、知っていただいていたからなのかもしれません。
これはとても光栄なことで、この仕組みづくりの初期段階、デモカウンセラーとして最初にお声掛けいただいたうちの一人が私でした。
このスクリーンショット画像は、当時朝日新聞で掲載されたもので、実際に外からスマートフォンで相談をしてみる実験に使われたもの(架空事例)です。
私のアカウントをそのまま使っての試用だったこともあり、一時的に私の名前で公表されました。
今でもこちらのコピー記事では、ニュースとして読むことができます。
【LINEでいじめ相談 大津市で試験導入 「全国に広めていきたい」(ハフポスト)】
当時、まだどこの自治体も始めていなかったものが、国でも2億円という予算がつき、2年という短期間であっという間に全国展開されるようになったのは、それだけ時流だったのだろうと思います。その背景には、SNSによる事件が目立ったことや、LINE社のスタッフを始め、京都大学の杉原教授や宮田専任講師を中心にSNSカウンセリングの学術的な観点を早急にまとめてくださったこと、情報法制研究所などが文字データの解析を急いでくださったことなどで、さらに多くの人と熱意が結集し、SNSカウンセリングの有効性が証明されたことなどがありました。
試験運用から約1年後には、全国でSNSカウンセリングを始めた13団体、この制度運用を支持くださった国会議員、関係者一同が集まって最初のSNSカウンセリングシンポジウムが開催されました。
そこではパネラーも務めさせていただき、当時こちらのブログで内容を紹介しています。
【SNSカウンセリングシンポジウムにてパネラーをさせていただきました】
さきほどから触れている通り、SNSカウンセリングでは、相談者が「何を思っているのか、どういう気持ちなのか」ということに、時間をかけ、徐々に問題の本質にたどり着いていこうとすること自体に、時間的にも感情的にも、難しい場合があるようです。
特に若年層の相談の場合、気持ちの整理よりも、現実の状況を詳しく知ってもらって、具体的なアドバイスが欲しいというニーズもある為、余計に「気持ちじゃなくて、状況を理解してほしい」という声もあります。
そこに対応するとしたら、状況さえわかれば、あとは有効な考え方を示唆したり、本人の解決への行動を促すなど、具体的なアドバイスをするのが現実的です。
誰かに相談してみるとか、親との話し方を提案するとか、友だちとの関係をどうやって修復するのか、勉強法の伝授など、やることは様々。
ただ、ここで共通するのは、いじめなどの厳しい状況であっても、相談者は殆どの場合、教育委員会などの強制的介入を好まないということ。
あまり派手なアクションをとられると、本人たちもその後がどうなるのか、不安になるようです。
ある意味匿名性を維持したい理由もその辺りにあるのではないでしょうか。
だからこそ、必要になるのが、本人が自分の力で動けるように、心理的な力を与えてあげるということ。
心理的な力とは、ちゃんと深く自分で考えている賢明さ、他人想いの誠実さ、状況に負けない強さや勇気などです。
こういう部分について、本人が自分の力を自覚できるようなやりとりなしでは、明日学校に行って、またはこれから親と話し合うなどのアクションがとれません。
こういったことには、先ずは強すぎる孤独から脱し、誰かと共にチャレンジしていこうとするだけの自己効力感や自己有用感が前提として必要になる筈です。
孤独と絶望の中で、何かができる気がするなど、ありえません。
このことに、僅かでも希望を見出し、最短の速度でたどり着けると言われているのが私が得意とするブリーフセラピーです。
ブリーフとは短期という意味であり、ここでの短期を私なりに解釈するなら、本人が何か新しい希望を見出すまでの時間のこと。
希望をつくりだす条件は、今抱えている問題がどんな内容で、どれほど苦しいのかということ以上に、本人はどんな能力を持ち、どんな強みがあるのかを、共に発見していこうとする助言者の姿勢と技法にあると思います。
どちらにしても、自治体での相談を受けたりする為には、SNSカウンセラーの資格を取得する必要があります。
それは全国SNSカウンセリング協議会の傘下にある団体での研修を終え、資格者として登録することになります。
私も所属している関西カウンセリングセンターでは、受講対象者であれば10日間でSNSカウンセラーの資格取得が可能な講習を実施しています。
直近の講習詳細はこちら↓
上記の講座は私が講師ではありません。私は既にSNS相談の現場で取り組んでいる方向けに、フォローアップ講師としての役をいただいておりますので、資格取得の為の学びとは違います。ただ、そういったスキルを高めたい方に対するトレーニングは小さな事業として講座を提供しております。
こういった技能提供という意味で、こちらの講座(全12回)を一度覗いてみていただければ幸いです。
現在13期が進行中ですが、10月14日(月・祝)にChapter1〜6を速修で補講し、後半のChapter7から始められる後期受講生(14期Chapter1〜6まで継続受講が可能)を追加枠として2名だけ募集しております。
こちらは私が主宰するカウンセリングサロンでの開催の為、小規模での募集となっておりますが、私が直接講師として担当させていただく授業をご希望の方は、どうぞお問合せフォームまたはLINE公式アカウントからお声掛けください。
講座受講まで興味はないけど、情報はチェックしておきたいという方は、無料メルマガにご登録下さい。
JUGEMテーマ:SNSカウンセリング
全員で酷くウンウンと唸りながら、「それはこれ!」「いやきっとこっち!」「そっちじゃなくてこれだから!」と対話による宝探し。
それは人が信じている中心になるもの。
手に汗握る対話。
信じているものがもっと大きな可能性に切り替わる時。
こういう対話をしていただける授業だからこそ、私のやりがいは消えません。
今回は、「心を学ぶ講座 心理編〜自己の旅〜」という私が主催する一般講座での中で、最も重要と言える対話型授業の一つに取り組む日でした。
その授業内容の一部抜粋をお届けいたします。
『なんでそれを信じられるんですか?』
『どうして相手がそう思ってると思えたんですか?』
『嘘をついてるんじゃないかって思うのはどうして?』
『この人は本気だと感じるのは何故?』
『これは信じて良いってどうして思えるの?』
『今から私が話す2つの話し方のどちらが、よく伝わります?』
対話型の授業だからこそ、そんな私からの質問とそれについての回答をドンドン繰り返して授業は進む。
そうやって対話が進んでいく先に、一つの答えがおぼろげに見えてくる。
私たちが信じているものって、そういうことか。
それだったのか。
それが体感としてわかり始めてから、出てくる言葉は面白い。
「変な汗が出てきました」
「ここ最近の辻褄が合いました」
「自分のステージを変えていくことにもっと取り組んでみよう」
「私は心から◯◯したい!!」
「もっと自分を丸出しにしてみようと思う」
私たちの信じているものは、あるシンプルなものに支配されている。
それに支配されていることが受け入れられれば、それに向き合い、自分でこの世界を別の感じ方で感じ始めることができる。
何かが不可能だと思ってしまっている時、その最大の敵は、自分自身。
この世界がどういうものだと感じてしまっているのか、実はそれを決めているものこそが自分そのもの。
私はこれを、本ではない生の対話(対話式授業)だからこそ、体感してもらえるんだと思っています。
自分の生き方は、まだまだ自由になれるらしい。
自分はまだまだ能力を発揮できるらしい。
自分の人生はまだまだ誰かとの愛に包まれたものとして生きられるらしい。
今日体感していただいた新しい自由を、どうやって使っていただけるのか。
ここからの受講者様の人生は、どこに方向性が向いていくのか。
何に本領を発揮されていくのか。
熱く語り合ってくれたからこそ、ここからを楽しみにしております。
心なしか、最後の写真は表情が柔らかくなっているように見えました。
心を学ぶ講座 心理編〜自己の旅〜
5回目「新しい心の創造」より
ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
ここからはお知らせです。
愛について語ったこちらの動画。お陰様で少し再生回数が増えてきました。
今後動画を増やしていきたいと思っておりますので、こういった動画を共に広げていきたいと考えてくださる方、どうぞチャンネル登録をしていただけたら幸いです。
もしうまく再生できない場合は、こちらからURLをクリックしてみて下さい。
動画:そもそも愛ってなんだろう(愛の旅 2Day Special workshopについて)
お申込み受付を開始しております。
告知ページを読むだけでも、愛について、少し違う観点から学ぶことができます。
どうぞ御覧ください。
また、現在オープンになっている「心を学ぶ講座」は、こちらの2コースです。
◇◆14期土曜コース(月2回)◆◇
初回 9月28日(土)13:30〜16:00
◇◆15期火曜コース(月1回)◆◇
初回 10月8日(火)13:30〜16:00
講座受講まで興味はないけど、情報はチェックしておきたいという方は、無料メルマガにご登録下さい。
JUGEMテーマ:心、体、そして魂。
「たしかに言われてみればそういうものだと思います」
そうご感心いただけたのは、養護学校教諭をされながらも、貪欲にいくつもの専門分野学び続けておられる高瀬さん。
毎度とてもセンスの良い受講をいただいております。
今回は、この授業で触れた人間関係というものに、実際的にかかっている力は何かという集団心理についてのお話です。
「集団じゃなくて個人を大切にしようよ」
一見すると、とても良い響きであり、個人個人を大切にするという点では、大いに共感できるこの言葉。
しかし、それを言う人の多くも、実際、人は集団になると、個人では侵し難い集団意識を持ってしまうことを、心のどこかで知っていたりするもするでしょう。
よくよく話し合いながら、レクチャーさせていただいたのは、
『心の中に一人ひとりが何を思っていたとしても、実際、集団の中ではそれを口にしないことがある』
ということ。
一人ずつに改めて話をうかがっていけば、どんな集団の意見も分かれているもの。
しかし、個人と集団では、別々の力がかかっていることを、コミュニケーションの専門的なレクチャーでは、お伝えする必要があるように思っています。
「私個人としては違う意見があるけど、皆の中ではこういう体裁で合わせておかないといけない。」
この話、当人が嘘をついているというような言葉では語れないものであることは確か。
人の心には、常に集団との兼ね合いに応じた便宜が存在するもの。
集団にかかっている力自体を変えられる技術が手に入れば、個人を大切にしようという綺麗事だけではない、実際的でダイナミックな人間関係調整法が手に入ります。
どんなプロジェクトも、家族などを含む問題解決も、誰と誰が人間関係として繋がっているのかという視点が持てれば、格段のその成功率は上げられるのだと思います。
心を学ぶ講座 統合対話編〜男女の語らう旅〜
個人Edition. 5回目「男性社会と女性社会」より
スケジュールが空いているところに合わせてなので、多くは受けられないのですが、主催している心を学ぶ各講座は、個人受講もお引き受けしております。
個人受講の価値は、個人が今思っていることへ、ダイレクトに応えられるところです。
逆に個人受講のデメリットは、通常通りのレクチャーをしているときの、他の受講生の反応や、集団授業によってできあがるディスカッションによる盛り上がりに欠けるところ。
良し悪しありますが、どちらにしても、これが一つの受講スタイル。
こちらも個人主催講座の為、集客は毎度マチマチなもの。
お受けいただける個人個人を、どなたでも軽く扱うわけにはいきません。
ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
ここからはお知らせです。
愛について語ったこちらの動画。お陰様で少し再生回数が増えてきました。
今後動画を増やしていきたいと思っておりますので、こういった動画を共に広げていきたいと考えてくださる方、どうぞチャンネル登録をしていただけたら幸いです。
もしうまく再生できない場合は、こちらからURLをクリックしてみて下さい。
動画:そもそも愛ってなんだろう(愛の旅 2Day Special workshopについて)
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告知ページを読むだけでも、愛について、少し違う観点から学ぶことができます。
どうぞ御覧ください。
また、現在オープンになっている「心を学ぶ講座」は、こちらの2コースです。
◇◆14期土曜コース(月2回)◆◇
初回 9月28日(土)13:30〜16:00
◇◆15期火曜コース(月1回)◆◇
初回 10月8日(火)13:30〜16:00
講座受講まで興味はないけど、情報はチェックしておきたいという方は、無料メルマガにご登録下さい。
JUGEMテーマ:人間関係
今日はまた、来春よりキャリアコンサルタント養成講習の講師を引き受けるにあたり、先ずは自分も受けてみるということで、2回目の講座受講をしてまいりました。
今日の講師は関西カウンセリングセンターの理事でもあり、この養成講習全体の監修者でもある追手門学院大学教授の三川俊樹先生。関西でキャリア理論を語る講師陣を育てた側の先生ということで、分厚く中身のある受講となりました。
その中で、人の生き方や運命について、どうやって相談を受けていくのかという話の中に、日本では馴染みの薄い“スピリチュアル”という概念の話が出てきました。
海外でスピリチュアリティは日本よりも多く語られていますし、それは心理カウンセリングにおいても多用されているという話が気になり、このことを少し、このブログで触れてみたいと思います。
先ず、この2枚の私のインスタグラム投稿を見てみて下さい。
実はこの2枚の投稿、不思議にも講座参加前に立ち寄ったカフェで、2週連続その席しか空いてなかったという場所で撮った写真です。
私はこれは何か不思議な縁だなと思いました。
そして私の場合、この状況をあらためてどう感じるのかを、どのように表現できるのかを、何かに問われているような心境にもなりました。
もちろん、こういった状況について、どう思うかは個人の自由です。
その上で、
「自分にこの状況を生かすようにと、何かの力が働いているのかな?」
というように感じてみる。
これが、私なりに『スピリチュアルを現実的に語ってみる』という話です。
このことについて、次の項で解説してみます。
これはとてもシンプルなことで、実際にそうなのかどうかという話になると、私にもよくわかりません。
ただ、そういう仮定で考えてみると、何か自分にも今ここに存在の意味があるかもしれないと、感じられるような気もします。
こういったスピリチュアリズムは、海外の心理カウンセリングではよく使われる観点ですが、日本ではスピリチュアルがちょっと霊という言葉のせいで、ややこしい印象を抱かせてしまうところもあるからか、敬遠されがちです。
たしかに、西洋諸国のように、キリスト教やイスラム教など、西洋宗教の神が上から見守ってくれているという観点で育てられる場合と、日本では少し違うでしょう。
日本は神社信仰である神道だと神はどこにでも居るし、全てに宿っているという感覚であったり、仏教は神様というよりも生き方の説法と先祖供養でありという感覚、そして全くの無神論者も居ます。
西洋諸国と日本とでは、そもそもの文化が持っているスピリチュアリズムが違っているわけです。
そうだとしても、カウンセリング技能として使えるという観点では、もう少し日本でも柔軟に織り込まれても良いのではないかと思ったりします。
なぜなら、それはやはり効果的だからです。
そして私が個人的に講座として用意させてもらっているもので言えば、これを自然な観点として受け入れるには、それなりの感度が必要になるのではないかとも思っています。
その一つは愛という概念。
そしてこの愛は、一般的なものとは別の視点です。
実は今回、私が愛という概念の、本質的な変化を促すワークを企画しています。
その答えの一つは、愛というのは、微粒子的なもので、そもそも私たちを取り巻くすべてに宿っているというもの。
もし、私達自身、そして私達自身に起きる現象全てに愛が関係しているというなら、ちょっと物の見方が違うものとなるかもしれません。
スピリチュアリズムは、特に神という概念でなくても、愛という世界観の中に感じ取れるようになります。
ただ、それを理論的で思考だけの学びをしたところで限界がありますから、体感的に深く得心できるようにしたいと思い、今回わざわざ2日間もかかるワークとして作成したのです。
ワーク設計自体、開催ギリギリまでもっともっと作り込むつもりでもありますが、もし生きる道自体に、愛というある種の導線が既に敷かれているのだとしたら、それは迷いがなく、能力をいかんなく発揮していきられるという仮説が成り立ちます。
それが、このワークショップ。
もちろん、愛という基本要素として、恋愛的なもの、幼少期から育まれる本質的な愛については十分に深く扱います。
ご興味のある人は、覗いてみてください。
こちらの動画も昨日公開しましたが、お陰様で少し再生回数が増えてきました。
もしうまく再生できない場合は、こちらからURLをクリックしてみて下さい。
動画:そもそも愛ってなんだろう(愛の旅 2Day Special workshopについて)
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どうぞ御覧ください。
また、現在オープンになっている「心を学ぶ講座」は、こちらの2コースです。
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初回 9月28日(土)13:30〜16:00
◇◆15期火曜コース(月1回)◆◇
初回 10月8日(火)13:30〜16:00
講座受講まで興味はないけど、情報はチェックしておきたいという方は、無料メルマガにご登録下さい。
JUGEMテーマ:心、体、そして魂。
愛の旅 2Days Special workshop開催に当たり、愛について改めて動画を配信させていただくことになりました。
まだ特に加工をしていない生動画ですので、見づらい点などもあるかと思いますが、一先ずはご覧いただけましたらと思います。
動画は13分ほど。
今を満たされて生きる為、ごくわずかな時間を、この視聴に割いてみていただければ幸いです。
もしうまく再生できない場合は、こちらからURLをクリックしてみて下さい。
動画:そもそも愛ってなんだろう(愛の旅 2Day Special workshopについて)
そして、この動画を撮影するに当たり、私が心の中で考えていたことについて、ここで書かせていただきます。
こちらもお読みいただけましたらありがたく思います。
それは愛について語った第一人者の一人、エーリッヒ・フロムという方の言葉です。
もし愛を技術だとするなら学び、高めないといけない能動的なものとなるかもしれません。しかし、それを運命だとするなら、おとずれるものである以上、待ち受けるものであり、自然受動的なものともなります。
私は愛について、それを技術だというのは、打算的な意味合いも帯びてしまう気がするので、やはりちょっと違和感がありますが、フロムの愛について能動的な姿勢には、心から賛同したいと思います。
どんな人であっても、愛を獲得することが人生の目標であることに、おそらく間違いはありません。
誰も自分一人しか存在しない世界で、とんでもない能力を持ち、素晴らしい発明、多くの土地を所有して、支配したいなんて思わないわけです。
私たちが生きている本質的な意味は、そこに自分以外の人がいるからこそ、存在してるのだと思います。
そしてその愛の目的は、愛されることに照準が定められています。
正義も成功も、豊かさも、誰かに認めてもらい、誰かと分かち合いたいからこそのものなのです。
しかし、実際的な愛の獲得は難儀なもので、そう簡単にうまくはいきません。
愛がほしいからと相手に精一杯に尽くしてみても、まるで期待はずれな反応しか帰ってこないことだってあります。
多くの人は、その目的を、人生を通じて学び、行い、高めて、または競ったりして果たそうとしますが、何故かそれが心から手に入ったとは言えないことが殆どです。
こういう言葉を言えば、「もしかしたら愛されることばかりを考えてしまうから、私たちは間違ってしまったのか」と思うかもしれません。
「愛されることではなく、愛すれば良い」
そんな言葉は、誰だって一度くらいは聞いたことがあると思います。
もしそれが真実なのだとしても、それだって、実際にはどうしたら良いのかわからないし、一時的にわかったと思ってみたとしても、誰かからそれは愛じゃないと言われたりもします。
私たちの歴史は原始の時代から移動能力と通信手段の進歩と共に進んできました。
それは結果として、多くの人と関わることを可能にしてきたでしょう。
そのことで人は、自分が愛したい人、愛してもらいたい人を選べるようにもなりました。
それはまるで商品のように。
私はこのことについて、一度考えてみたいと思っています。
「このことは、恋人や夫婦、パートナー、親子、家族という既にあるものへの愛に障害となってしまってはいないだろうか。もしかしたら私たちは、愛そのものについて、その多くを誤解してきてしまったということがあるんじゃないか。生きがいとか能力、成功とか達成なんかを語る前に、愛について先に学ばないといけないんじゃないか。人生という旅の始まりは、愛からスタートする必要があるんじゃないか。」
最近はそんなことが頭をよぎります。
私たちが本当に求めてるものは一体なんなのでしょうか。
いつまでも消えることのない孤独を抱えたまま、それを完全な体感を持って語ることは、いつか本当にできるでしょうか。
愛は、命の原初的なところから始まっています。
愛の学びは、意識的な学習をしようとし始めるもっとずっと前から、無意識的に周囲の人たちとコミュニケーションをとりながら、勝手に行われてしまうものです。
そして、多くの人が人生を通じて、愛というものの不足感または諦めの中にいるように思います。
もしそれが実態なのだとしたら、私たちは愛を体験して学ぶ原初的なところから挫折してしまっているとういことはないのか。
そうだからこそ、いつまでもたどり着けない、ゴールの見えない愛を探す旅を続けさせられてしまうんじゃないかと思わされるわけです。
そんな風に思うからこそ、愛の旅というワークショップは、あらゆる人の新しい旅の始まりになれることを願って、愛を体験し、学ぶために作りました。
これまでの理論的な講座とはひと味もふた味も違う、体験的で体感的な愛についてのワークショップ。
どうぞ一度参加をご検討下さい。
お申込み受付を開始しております。
告知ページを読むだけでも、愛について、少し違う観点から学ぶことができます。
どうぞ御覧ください。
また、現在オープンになっている「心を学ぶ講座」は、こちらの2コースです。
◇◆14期土曜コース(月2回)◆◇
初回 9月28日(土)13:30〜16:00
◇◆15期火曜コース(月1回)◆◇
初回 10月8日(火)13:30〜16:00
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リビングの会話。
『リビングで一緒に過ごす時間ってありますか?そのときって、誰がどこに居るんですか?』
家族の相談などを受ける時、私がよく訊く質問の一つ。
「◯◯だから、こうなってしまうんです」
という本人の感じている世界だけではわからない、家族のリアリティがそこにある。
貴方は相手のことをどう思ってますか?
相手は貴方のことをどう思ってると思いますか?
そういう質問とは違う臨場感。
相手と自分、自分を含む家族達。それぞれが普段どこに座っているのか。その時に誰が、どのように口火を切って、会話が始まるのか。
そこには、言葉以上の人間関係が豊かにある。
実際のコミュニケーションに僅かでも変化をつけられれば、望む関係を手に入れられる一歩は確実に始められるだろう。
人は心でできている。
人間関係は対話でできている。
つまり、家族の心は対話にある。
何を思うか以上に、どう関わるか。どうやって繋がるか。
受講生の日常に生きた変化を体験してもらえる講座で在り続けたいと思います。
心を学ぶ講座 統合対話編〜男女の語らう旅〜
4回目「男性社会と女性社会」より
ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
以下はお知らせになります。
愛について、こちらの2日間のスペシャルワークショップが開講決定致しました。
お申込み受付を開始しております。
告知ページを読むだけでも、愛について、少し違う観点から学ぶことができます。
どうぞ御覧ください。
また、現在オープンになっている「心を学ぶ講座」は、こちらの2コースです。
◇◆14期土曜コース(月2回)◆◇
初回 9月28日(土)13:30〜16:00
◇◆15期火曜コース(月1回)◆◇
初回 10月8日(火)13:30〜16:00
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JUGEMテーマ:人間関係
授業が終わりに近づいてきた頃、カウンセリングという仕事が、自分の人生にどんな出来事を起こしていくのかについて、そしてカウンセラーとはどういう信念で相談者と向き合うべきかを語り合っていた時のこと。
私は以前に受けた、ある相談者とのことについて触れた。その相談者が、カウンセリングを受けた後、自分に起きた、これまでの人生ではまるで予想もしていなかった、ありえない出来事について語ってくれたことについて。
「私を馬鹿にし続けてきたと思っていた人が、実は私を大切に思ってくれていたことを知りました。私はこれまで、自分の人生を誤解してしまっていたのかもしれません…」
そう、涙ながらに語ってくれた。
「あ〜、そうなんだ。カウンセリングって、セラピーってこういう仕事なんだ…。人の人生にこれまでにはなかったことを起こしていけるんだ。」
その時、僕はそう思ったんですと口にしようとした瞬間…。
やってしまった。
こうなるとうまく語れなくなる。
涙はほんの一筋程。
しかし口が震え、うまく言葉にならない。
でもこういう仕事なんだと語ることは止めず、伝え続けた。
冷静で分析的で、キレのある回答を繰り出すことで、問題を解決していく。
いつも私が演じようとする、私の仮面。
私はそういう人だと思っている人も多いだろう。
心の底から伝えたい熱の塊のようなものがあることは知っていても、普段それに触れようとはしない。
何故か今回の授業では、それを隠しきれず…
『より高い精度の分析的な観点、そして解決を促すアプローチ。そんなスキルも、人を助けたい、そして喜ばれることが嬉しい、そういうマインドがベースでこそ、生きるものなんです』
直球的で青臭い。
皆の受講姿勢が、そんないつもと違う私の側面を引き出してくれました。
そんな授業だったこともあってか、終わり際、それぞれがどうして今ここに居るのか、どんな自分になっていきたいと思っているのかを、ここでまた泣きながら語ってくれました。
共に涙しあったこの日のこと。
私は忘れません。
どうもありがとう。
心匠セラピスト養成講座
Chapter4『真実の構造』より
ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
心匠セラピスト養成講座は、13期が既に始まっています。
次期は2020年1月または2月の開講。
補講いただくことで途中入講が可能です。
プログラムの詳細はこちら
ご希望の方は、メッセージボタン、またはこちらのリンクからお問合せ下さい。
また、愛について、こちらの2日間のスペシャルワークショップが開講決定致しました。
『心を学ぶ講座 特別編〜愛の旅 2Days Special workshop〜』
お申込み受付を開始しております。
告知ページを読むだけでも、愛について、少し違う観点から学ぶことができます。
どうぞ御覧ください。
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JUGEMテーマ:目指せ、セラピスト
先日の土曜日(2019年9月14日)は、日本ブリーフセラピー協会大阪支部にて毎月開催している定例研修会でした。
今回のテーマは、ブリーフセラピーによる疾患との向き合い方。
レクチャーとデモセッションによって、理解を深めていただきました。
以下は同支部のFacebookページにて投稿させていただいた内容のコピーを掲載させていただきます。
日本ブリーフセラピー協会大阪支部・9月度の定例研修会は「ブリーフセラピーによる疾患との向き合い方」をテーマとして扱いました。
疾患との向き合い方は、カウンセリング法によって、その関わり方が異なります。
ブリーフセラピーの場合、先ず前提として、医師との対象領域が住み分けられていることが特徴。
カウンセラーは治療を主とした関わりではなく、生活支援であること。
主たる症状によって、生活上で何に困っているのか。
また、症状とは関係なかったとしても、生活の中で困っていることは何か。
病気であるかどうかは関係なく、現状の悩みは何か。
こういったことを質問していくと、場合によっては、主たる症状に治療効果を持つこともしばしば。
「病理はコミュニケーションによって維持されている」というブリーフセラピーの初期構成メンバーであるジョン・ウィークランドが言った通り、仮に病気と言っても、そこには社会的な関わりがあることを否定することはできません。
本人の問題との向き合い方(セルフコミュニケーション)と周囲との人間関係(対人コミュニケーション)によって繰り返されていることをに変化を起こせれば、症状もまたそのままではない可能性が高まるのだと思います。
写真は、デモケースをライブ面接でやらせていただいたものと、レクチャー後にそれぞれ個人が感じたことをグループでシェアしていただいているところです。
以上開催報告でした。
今月の多くのご参加をいただき、ありがとうございました。
↓ 以下の情報もご覧下さい ↓
10月度定例研修会は、ブリーフセラピー基本の一つ「ウェルフォームド・ゴール」の実用的な扱い方を学びます。
一部を書籍で読んだ程度のブリーフセラピーの理解があれば、一般参加もご参加可能です。
詳細はこちらから
日本ブリーフセラピー協会大阪支部10月度定例研修会イベント情報
(グループワーク中に撮った一枚)
日本ブリーフセラピー協会大阪支部の研修に参加する場合は、毎月第2土曜日に開催している定例研修会、または毎年5月から月1回(第2日曜日)で始まる公式研修がございます。
詳しくは、ホームページをご覧ください。
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JUGEMテーマ:ブリーフセラピー