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セラピーを受けたい人は…
(心理カウンセリング)

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    • 2020.10.17 Saturday
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      日本におけるブリーフセラピーのメッカとも言える、この国の発祥地・東北大学。

      今年は11月23・24日と日本ブリーフセラピー協会の年次学術大会が開催されました。

       

      日本におけるブリーフセラピーは東北大学から

       

      東北大学

       

      こちら↓はその最前線でもある教育学部が存在する文化系総合研究棟。

       

      東北大学文化系総合研究棟

       

      初日は隣接する仙台国際センター、2日目はこちらでの開催です。

       

      ブリーフセラピーの日本におけるスタートは1986年。

      同大学名誉教授・長谷川啓三先生が、当時のブリーフセラピー最前線ともいえるソリューション・フォーカスト・アプローチを生み出したご夫婦、スティーブ・ド・シェーザーとインスー・キム・バーグのお二人を招待し、講演をされたところから始まったそうです。

      今回の学術大会は、日本におけるブリーフセラピーの里帰りのようなものでしょうか。

       

      実は私、初日朝の飛行機で、出発する空港を間違えるという事故に遭い、到着が遅れた為にこの話を聞き逃したのですが、長谷川先生のそんな大会記念講演から始まったそうです。

       

      最終的に大会参加者数は2百数十名ということで、首都圏から離れた仙台で行われた割には、少し規模を増してきた印象があります。

       

       

      こちらは、初日の仙台国際センターにて、そこに居合わせた大阪支部の方々とのショット。

       

       

       

      今年もブリーフセラピーの事例を発表

       

       

       

      年次の学術大会では、例年発表させていただいておりますが、今年発表させていただいたテーマは「主婦のキャリアチェンジ」というもの。

       

      キャリアチェンジと言っても、一般的な仕事の変化ということとは違います。

       

      最近キャリアという言葉は人生における役割全般を指す“ライフキャリア”を意味してきているもので、この方の場合も、仕事をすることもできれば、趣味の幅を増やすことや、家族関係における新しい役割を感じ始めることだって可能です。

       

      お子さんは成人し、介護を必要とする父母への役割も終わり、いよいよ自分らしい人生を生きてみたいと思った奥様。

       

      しかしそこには、これまで目を伏せていた、かねてからの微妙な家族関係が明るみに出てきます。

       

      「果たして自分だけが、そのまま“自分らしさ”を追い求めて良いものか…。」

       

      迷いの中で、ブリーフセラピーを基盤とする対人コミュニケーション講座を受講されます。

       

      私はそこでの講師、相談者はその参加者という、臨床というよりは、カルチャースクールで起きてきた日常の変化に関する事例。

       

      これまでは、重度のうつ病患者の回復例や、要保護児童対策地域協議会がDV認定家庭を解除するまでの過程など、どちらかと言えば激しい事例を提供してきたし、それが素晴らしいとも思っていました。

       

      でもその概念は、ここ最近、少し変わりつつあります。

       

       

      異常からの回復よりも、日常に潤いを与えたい

       

      もちろん、そういった専門的なことができる治療家にニーズはあるだろうし、社会的な意味合いも強いでしょう。

       

      しかし、そういった激しい事例となる前から、多くの家庭に潜在的な問題(冷めた人間関係)が存在しているわけですし、そもそもその時点でどうにかならなかったのかと、いつも後から思うわけです。

       

      だからこそ、私の狙いはあえてのカルチャースクール事業。

       

      問題が大きいからということではなく、人生を豊かにしたいからこそ、カルチャースクールに通われます。

       

      今回は、私の主たる事業の一つである「心を学ぶ講座」に来られている方の事例を取り上げ、内容も専門的過ぎず、今回初めて来られたような方にもわかるようにまとめました。

       

      ショートケースレポートということで、短い時間の発表でしたが、評判は上々。

       

      大会長からは直接呼び止められ、

       

      「こういう一般的な家庭に起きていることにアプローチできる事例が欲しいと思ってたんです。これこそ出会いたかったもの。今回の大会で一番印象に残るものになりました。」

       

      との声をいただいたり、役員の先生方からも、後から興味深い視点とアプローチだったと高評価をいただきました。

       

      ブリーフセラピー協会で発表する上野大照

       

      こちらは発表後、一安心したときのショット。

       

       

      大阪支部からブリーフセラピストが2名誕生

       

      学術大会初日の夜には、毎回懇親会にて、ブリーフセラピスト資格審査を含む各種授与のタイミングがあります。

       

      今回、ブリーフセラピーの生き字引とも言える長谷川啓三先生から直接資格認定証をいただかれたのは、大阪支部から2名。

       

      大西さん、沢口さん、本当におめでとうございました。

       

       

      支部長としての務めも果たすことができ、安心しました。

       

       

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      ブログにご注目くださっている方々、いつもご愛読ありがとうございます。

       

       

      JUGEMテーマ:ブリーフセラピー


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        愛の旅ワークショップとは

         

        愛の旅が行われている様子

         

        11月13・14日、かねてよりお伝えしていた、人の根源的なテーマである“愛”についてのスペシャルワークショップを初開催させていただきました。

         

        ホームページ(愛の旅 イベント告知ページ)でも、詳しく書かせていただいておりますが、愛という、誰もが心の深いところでは必ず求めている筈のものについて、それが的確に網羅された学びは、あらゆる心理学に存在していないと言っても良いくらい、愛についての標準的なものは示されていません。

         

        その理由の一つとして、愛は決して座学で学ぶようなものではなく、人が生きて体験しながら無意識的に手に入れていくものであるのでしょうし、それはそもそも人に備わっている筈だとも言えます。

         

        しかし、この世界の実態をあえて表現してみるなら、愛に満たされていると言えるのでしょうか。

         

         

        私には、そうは見えていません。

         

        それはもちろん、心理カウンセラーという職務上、悩みを聴く立場にあることで、そのように強調されてしまうところは否めませんが、大きくは国と国の政治的関係、地域や団体などの派閥、小さくは家庭の中にある夫婦、親子、兄弟や友人知人、自己の存在感(セルフイメージ)に至るまで、愛によって協調的な関係が築かれているとは、考えにくいのが現状です。

         

        多くの人は、どこかで寂しさを感じているものですし、心の底深くに秘められた、言葉にするには問題になってしまうものを抱え続けています。

         

        そういった世界にあって、愛についての普遍的な体験学習を、わずかにでも実施できないかと考えたのが、今回の企画でした。

         

        端的に言えば、次の通りのワークショップです。

         

        「このワークショップは、2日間のレクチャー・対話・実習・課題を通じ、愛という観点に全く新しい理解と突破をつくりだし、生きている体験をシフトする為にあります。」

         

         

        参加者の感想

         

        先ずはこの抽象的な情報だけで、ご参加くださった勇気ある方々の、実際のご感想を一部ご紹介させていただきます。ご覧下さい。

         

         

        「深く考えずに受講しましたが、1日目、2日目と周りの方から刺激を受けました。自分の身体と心がつながっていること自分では分かっていない気持ちのこと、イヤだったことを受け入れ認めることなどが分かってよかったです。愛って深くて大きいですね。ありがとうございました。」

         

         

        「一番の思いは“後悔”です。もっとはやくにこの場に出会えていれば、家族や友達、彼氏もこの講義内でのエッセンス1つでも感じていれば、今こんなに苦しいことは無かったのではないかと感じることが数え切れない程ありました。でもこの2日間で学んだこと、感じたことを少しずつ反芻して、これからの人生での人とのかかわり方にいかしたい、いかしていけるようになりたいと感じました。」

         

         

        「いろいろなキーワードが、とても自分にヒットしましたし、ヒットしたものがより、事実ではなく自分の中に落とし込めていかれたと想います。自分の中でずっと、どうしようと感じていたことが、それが生まれたタイミングだったり、自分が選んでいった環境の中で、よりわからなくなっていて、でも、ワークのなかで「ここか!」と気づいて、そこにこれから向き合っていけることは嬉しい。どう向き合っていくのかの方法は、今は見えないけれど、取り組んでいきたいと想います。ありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。」

         

         

        「充実した、とても濃い2日間でした。こんなにも、自分が心を閉ざしていたとは思っていなかったですし、こんなに恐れていたとは気づきませんでしたし、今回怖いことではないことが実感できて、とても心が軽くなりました。周りの人が自分を見て、強く影響を受けたように思いました。また、自分自身、大照さんや三恵さんや他の参加者から強く影響を受けました。大照さんにはとても感謝していますし、みなさんにも、とても感謝しています。ありがとうございました。」

         

        また、小説にように起きたことを詳しく書いてくださった方もいらっしゃいますので、そちらもご紹介させていただきます。

         

        「私には、とても大きな岩石が心の奥底にあるのを、昔から感じていました。表面の柔らかい雰囲気の内側に硬い殻があり、その奥はまた柔らかく、岩石はさらに奥で鎮座している感じです。

        何を意味するのかわからず、決して触れてはいけないものだという気がしていました。

        今日の講座の午前中、参加者のお一人が勇気ある自己開示をされたとき、私は身体が震え、言葉をまだ話せない頃の何かとリンクして目を閉じました。

        お昼の休憩後、目眩がして、これは何か起きるかもしれないと予感します。

        そして午後になり、ワークが再開しました。

        意味を違えている間は、鍵を扱えない。

        蓋を開けられないと思っている間は、鍵をあけることはできない。

        理論に裏付けされた予測が様々に語られます。

        身体も使いながら、感情と身体が繋がっていくうち、私は突然、岩石が崩れていくのを感じました。思考は追いつかなかった。身体から、ずっと押し殺していたものが噴きだしてきた

        何が起きたのか。まるで産声をあげたようでした。

        講座を終えて、崩れた岩石の向こうから眩ゆい光が差し込んでいるのを感じました。岩石のカケラをみてみると、カケラも内側から光っていました。

        「光あるところに光をあてる」

        ブリーフセラピー(短期療法)の考え方ですが、通じるものがあり、そのものかもしれないとも思いました。

        参加者の方々それぞれに、この旅のゴールがありました。ダイナミックに体感する方もいれば、静かに噛みしめる感じの人、鍵を手に入れた人など。

        参加の方々と共にいなければ、私はここまで体験できなかったでしょう。

        また私の場合、象徴の岩石が崩れるのに、これまでの6年の準備期間が必要だったのだと思います。

        この光をどうするのか。扱い方にまだまだ慣れないですが、これからの人生の道標になる予感がしています。」

         

        2日間全てのスケジュールを終え、多くの感情を体感し、それぞれが愛についての答えを得た最後の写真です。

         

         

         

        愛の旅ワークで行ったこと

         

        私自身、これほどの素晴らしいことが起こるとは、想像以上でした。

        それはきっと、参加者同士が自然に愛を深め合いながら、助け合うことが起きているからなのだと思います。

         

        そして、このワークで行っていることは、詳しく書くことも難しいのですが、大きくは次のようなことです。

         

         

        ・深い信頼の中で語り合うことが許される体験

        ・人生を通じて心の深層に秘められた想いに気づけるワーク

        ・愛について、感情に関する愛、人間関係の中で育まれる愛、根源的な仕組みとしての愛をそれぞれレクチャー

        ・男女関係がもつれる要因と対策

        ・元の家族と生後の環境(生い立ち)の中で本来得られる筈のもの

        ・身体の心の結びつきを体感できるワーク

        (身体を使った瞑想法)

         

         

        レクチャーやワークはそれぞれ独立したものではなく、相互に関係し合って、徐々に愛についての体感が芽生え、参加者一人一人がそれぞれ違うところで、自分の中に眠る何らかのことに気づき始めます。

         

        普段は裏方で頑張ってくれている上野三恵も、今回スタッフとして参加させていただき、愛に向き合う皆の姿勢にもう涙で前が見えないほどになっていました。

         

         

        ある意味、それぞれが人生に、運命に、愛にどうやって向き合っていたのかを一番物語っているのは、彼女の姿なのかもしれません。

         

        人が人の中で、本来あるはずの愛を心深く感じ取り、未来を生きる力として得ていく。

        これまで行ってきた心理学を学ぶという方法論だけでは、決してできないことだったと、主催者として強く思います。

         

        今後の日程

         

        愛の旅2デイスペシャルワークショップ

         

        現在後悔している日程は、次の通りです。

         

        <2期>

        2019年12月21日(土)・22日(日)

         

        <3期>

        2020年 1月21日(火)・28日(火)※残席3名

         

        ワークショップに関する詳細情報とお申込みについては、上記のバナー画像をクリックしていただくと、告知ページが表示されますので、そちらをご覧ください。

         

         

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